手書きPOPには、お客さんによく聞かれる質問を書いたらイイ。
昨日、そんな話をしました。
「お客さんから共感されて、メッセージに信頼性が出ますよ」という話です。
<昨日の記事>手書きPOPで成果を上げるヒントは、お客さんとの会話に隠れている
今日も引き続き、手書きPOPに書くと良いメッセージについての話です。
手書きPOPには、お客さんに聞かれる質問の他に、
「あなたが普段、お客さんにどんなコトを言っているか?」
ここに着目してみる。
昨日の「聞かれる質問」とは対照的な話ですが、これもすっごく効果的です。
お客さんに話すことを手書きPOPにする、そのメリット
普段、お客さんと接する時によく話すこと。
それを手書きPOPのメッセージにすると、どうしていいのか?
- イヤな顔をしたお客さんを見なくていい
- 不必要なストレスが減る
- 効果を量産できる
- 見る、見ないはお客さんが選べる
- お客さんに声をかけられやすくなる etc
そのメリットは、広範囲にわたります。
中でも特にメッセージをつくる時に意識してもらいたいことは、お客さんの反応です。
「あなたが話すことで、お客さんがグッと興味を持った」
その話を思い出してもらいたいんです。
例えば、こんなのをイメージしてみてください。
あなたが、どこかのスーパーで、ある商品の試食販売をしていたとします。
近づいてきたお客さんに、試食を渡しながら話しかける。
お客さんも足を止めて話を聞いてくれる。
その時に話す内容、
ここに着目するのです。
中でも特に、あなたが話したことで購入してくれたお客さん。
その人達には、
- どんなコトを話していたか?
- どんなコトを話したときに、グッと興味を示したか?
ココに注目です。
あなたの代わりに商品を売り込んでもらう
先日おこなった手書きPOPの勉強会でも、今の話になりました。
ある参加者さんが、同じ話をされたんです。
スーパーで試食販売をよくするんですね。
その時に、もう声が枯れそうになるくらい、ほんと1日中話している内容があるんです。
それをPOPに書いてみました。
そう言って書かれた手書きPOPがコチラ。
甘酢って、なぁ~に?
あったかいご飯に混ぜると酢飯ができるんです!!
でも、ダシが入ってないから、イタリアンや中華もあ~らお手の物!!
かんたんレシピ付
「うちの子がパクパクご飯食べてくれてうれしい!」
というママさんも
スーパーで試食販売をすると、いつも商品説明をされていたそうで。
この甘酢をつかうと、どんなことができるのか?
どんな料理ができるのか?
そんな話をいつも、声が枯れそうになるくらい1日中されていた。
しんどかったけれど、その話を最後まで聞いてもらえると、商品を購入してもらえることも多かった。
だから、その試食販売で話していた内容を手書きPOPのメッセージにされました。
「今までは、あんまり効果ない感じなかった」
あと、こんな事もおっしゃられていました。
今までも、こんな感じのPOPをパソコンでつくって、お店へ置いてもらってるんです、
だけど、あんまり効果がない感じだったんです。
今回のはちょっと楽しみです。
って。
こちらが今までお店へ置いてもらっていた内容と同じ手書きPOP。
勉強会の冒頭でワークをした時に、書かれました。
「手書きPOPは、無言のセールスマン」
こんな喩え話もあるくらいです。
あなたが商品について説明しなくても、手書きPOPが語ってくれる。
あなたが売場に立たなくて、POPが代わりに商品をうってくれる。
そのためにも、
「あなたが普段、お客さんにどんなコトを言っているか?」
ここに着目して手書きPOPのメッセージを考えてみる。
1つの方法です。