先日、販促サポートに入っていたお店でチョット気になった会話があったんです。
お店のスタッフさんに手書きPOPを書けるようになってもらうために研修していました。
っで、前回の訪店から今回までに書かれたPOPを見せてもらっていた。
そしたら、同席されていた方のお一人がこんなことをおっしゃったんですね。
「いろんな色をつかわれてカラフルでいい感じですよね」って。
その発言がどうの、、、とかじゃないんだけどね、
そこでふと思ったのが、手書きPOPに使う色のこと。
・・・手書きPOPには、どれくらい色をつかったらイイんだろう?
手書きPOPにつかう色は、そんなに多色じゃなくてイイ
色についてのご質問もよくいただくんですよ。
「手書きPOPを書こうと思っています。
POPには、何色くらい使ったらイイでしょう?」
って。
そんな時はだいたい、
「2~3色がイイと思いますよ、
あんまり色を使わない方がいいですよ」ってお答えしています。
というのもね、、、あんまり色を使い過ぎると、
「お客さんはPOPのどこを読めばイイのか?」分からなくなるから。
・・・書き手の心理としては、どうしてもいろんな色を使ってカラフルにしたい。
そんな思いがあると思うんです。
ただね、POPを読むお客さん側にしたら、そこはあんまり関係なくって。
かえって書いたPOPの内容が伝わりにくくなる。
例えば、いろんな色のマジックでPOPが書かれているとするでしょう。
黒、赤、青、ピンク、、、黄色、、、っていう色を使ってね。
すると、どこがハイライト(もっとも大事なところ)なのか?
が伝わりにくくなるんです。
従来、人間の心理として、、、
本文が黒色で書かれているところに、時折、キーワードが赤色で書かれている。
そんな文章を見たりすると、
“赤字”で書かれているところが、大事なところなのかな?
書いた人が伝えたいところなのかな?
って、なんとなく感じるんじゃないでしょうか。
(・・・そうでもないですか?)
それが、いろんな色、黒、赤、青、黄色、、、、なんていっぱい使われていると、気が散漫になる。
どこが大事な部分なのか?
どこを意識して読めばイイのか?
伝わりにくい。
だから、2~3色でイイと思っているんです、手書きPOPに使う色はね。
もちろん、「お店の雰囲気を出したい」、
「カラフルにしたい」
そういう魅せるPOPを書きたいという思いがあるんだったら、多色になってもイイと思いますよ。
ただ、お客さんが読みやすい。
「購入に繋げる手書きPOP」を書きたいのなら、2~3色がベスト。
僕はそう考えています。