大好評!?の POPセミナー 受講者さんが書いたPOP実例シリーズ(第何弾かはわかりません(笑))。
POPコミュニケーション代表の臼井が過去に開催したPOPセミナー。そのセミナーを受講してくださった参加者さんがセミナー中に書かれた、2枚のPOP(ビフォーアフター)を解説。どのようにメッセージは変わったのか?そのポイントは何なのか?
臼井がみずから解説いたします。
伝えるチカラって、万能スキル。
ある程度のどんな事にも使える、お役立ち能力じゃないかと考えています。
日々の家族とのコミュニケーション、職場での仲間との人間関係づくり。例えば、誰かに頼みごとをしたいとき、伝えるチカラがある場合とない場合、
- 相手が快く引き受けてくれる
- 相手がムカッとして関係悪化(おまけに頼み事をしてくれない)
得られる結果って、随分違う。さらにその結果から感じる『気分』や消耗する『エネルギー』も大違いじゃないでしょうか。
POPセミナー から学ぶ「伝えるチカラ」の実証実験
販売の仕事において、伝えるチカラは切っても切れない関係です。
伝えるチカラがあれば、商品の価値(どれだけスゴイのか)をお客さまに理解してもらいやすくなるし、結果として商品をご購入いただきやすくなる。言うまでもありませんよね。
例えば、こちらの画像をご覧いただけますか。
以前POPセミナーを開催した際、受講者さんに書いていただいた2枚のPOPです。
POPセミナー 受講者さんが書かれたPOPビフォー
POPセミナー 受講者さんが書かれたPOPアフター
- 左のPOP:セミナー始まってスグ(ノウハウを何にも学んでいない状態)
- 右のPOP:セミナーも中盤に差し掛かり(ノウハウをある程度学んでいただいた状態)
同一人物が書かれたPOPです。
…どんな印象の違いを感じますか?
POPセミナー 受講者さんのPOPを分析
左のビフォーのPOP、「ふわふわロール」商品名が大きく書かれ、その下に「税込600円」。いやな言い方をすると、よく見かけそうな一般的なPOPのカタチとも言えませんか。
一方、右のセミナー中盤で書かれたアフターのPOP。字が小さくて、書かれている内容を読みにくいかもしれませんので、転記すると。
未体験の優しさとやわらかさ!!
ふわふわロール<8ロール入>
トイレットペーパーが8ロールで600円?!
「高っ!」「そんな高級品、ウチでは使えんわ!」と思いますよね。私もそう思っていました。。
でもでもっ!「最近ちょっと疲れてるな」と思ったアナタにおすすめです。
トイレットペーパーを変えて、毎日のトイレ時間を”癒しの時間”に変えてみませんか?
600円
受け取る感覚は人によって違うので、様々な受け止め方があると思います。
個人的には、メッセージの最後のほうで若干の強引さを感じるのは否めませんが…(苦笑)
しっかり伝えられているよな、と。
仮にこの2枚のPOPを一緒に売場へ並べて、商品を販売してみたら、、どっちが売れるのか?
実際にテストしないとわかりませんが、結構な確率で、アフターに軍配が上がるんじゃないか、そう思っています。(やってみないと分かりませんが、、)
POPを学ぶ、多くの方の悩み
POPのセミナーや研修をやっていて、づくづく実感することがあります。
「伝えるのが苦手」
「ボリュームのあるメッセージで伝えられない」
という方は非常に多いことです。
短く、シンプルに伝えることが悪いというわけではありませんが、相手に何らかの行動をとってもらう。販売でいえば、
- 商品を手に取っていただく
- 買い物かごに入れていただく
- お声がけ(お問合せ)いただく
そのためには、ひと言で伝えるより、ある程度のボリュームで伝えた方が相手に行動してもらいやすい。そう考えています。
相手に行動してもらうには?
接客や営業でもひと言で勝負が決まる、なんて事は、ほぼ稀ではないでしょうか?
相手の興味ポイントを探りながら、様々な角度から、あの手この手で語ることで、「じゃあ、これお願いします」となりやすいと思うのです。
ひと言で相手を動かすのは難しい。
まずはココを腑に落とすのが第一歩。経験を積むに従い、余分は削ぎ落されシンプルに伝えられる。そんな風に感じています。