仕事をするうえで大切にする1つが、モチベーション。
モチベーション次第で、結果は一変する。
同じ一つの取り組みでも、
- モチベーションMAXなのか?
- モチベーション最低なのか?
携わる人間の状態次第で、叩き出せる成果は違ってくる、
そう感じています。
モチベーションというと、、
「あいつ、ヤル気ないから、うまくいかへんねん、、」
人間性の問題のように捉えられるケースも多いです。
しかし、人間性の問題ではないと思っていて。
こちらからのアプローチ次第で、その状況は変化できるもの。
相手の心持ちが変われば、行動が変わるので生まれる結果も違ってきます。
セミナーや研修など様々な場面で強く実感しています。
例えば、顧問契約でご縁をいただくある企業さん。
複数の店舗をチェーン展開され、単店ごとに従業員研修に取り組んでいます。
研修でご一緒する店舗従業員さんは大抵の場合、初見。
全く関係性がない状態です。
そこで、
「こういう売り方をすると商品が売れやすくなりますよ」
「こういうことを伝えるとお客さまは喜ばれますよ」
正論を声高々に力説しても、従業員さんの行動には直結しにくい。
心に入りにくいと思うのです。
無色透明の氷に赤色の絵の具で外から色付けしようとする。
でも初めは色がなかなか浸透しません。
赤色の氷を作ろうと思えば一旦、氷を溶かす。
水にした状態で絵の具を混ぜて、凍らせた方が均一な赤色の氷ができる、
喩えが飛躍しますが、そう思うのです。
これって、コミュニケーションにも通じるものがあって。
第三者に何か新しい習慣を身につけてもらおうとする。
その際の伝え方には、
- 行動
- 目的
- 意義
3つのアプローチが存在するといいます。
例えば、子供に英語を好きになってもらいたいと思ったときに、
1:「英語の勉強をしようよ」
行動そのものを伝える方法。
2:「英語を勉強するとテストの点が良くなるよ」「大人になって海外へ行ったとき、色んな人と話せて便利だよ」
行動の目的を伝える方法。
3:「英語を話せると人間の幅が広がるよ」「色んな国の人とやり取りができて、相手の文化や価値観も知れるしね」
行動の意義を伝える方法。
3つのアプローチが存在します。
同じ一つのことを伝えるにしても、
『どの切り口で伝えるか?』
ひとことで言えば、伝え方によって相手のモチベーションが変わる。
モチベーションが変わるから、行動も変わる。
行動が変わるから結果も変わる。
よく言われるパターンです。
子どもやご家族、従業員や取引先のご担当者さん、
ちょっとした伝え方のひと工夫で案外、相手の行動や結果は変わるものです。
相手になにかとってもらいたい行動があったとき、
「その行動をとる『意義』は何か?」
相手に話す前に、一度ご自身の中で意識されてみると、
新たな結果が生まれるかもしれませんね。