臼井です、
家でPOPを作ってくる。
休日なのに売場をつくりにお店にやって来る。
「みんな時給出ないのに、頑張ってくれてるんです…」
苦笑いしながら、おっしゃっていました。
10名弱くらいかな、従業員さんの数は。
現場責任者の方は女性。
その方がほぼすべてお店を取り仕切るお店です。
社長や取締役は何か大きな案件があるときに決済をもらう。それ以外は基本、口はほぼ出されません。
そんな現場を取り仕切る責任者の女性(Dさん)が、以前おっしゃっていたんです。
「みんな本当に頑張ってくれて。休みの日も仕事をしてくれて…」
「材料費くらいは払うからって、みんなに言ってるんです…」
苦笑いしながら半分嬉しそうに話してくださいました。
前向きなスタッフさんがいらっしゃるお店は強いです。
数字的にも伸びやすい。
これは間違いなく言えます。
率先的にアイデアを出し、上司から言われなくても行動をしてくれる。そのような従業員さんは
ほんと、かけがえのない存在です。
サラリーマン時代の自分を振り返ると余計に実感します。
「どうすれば楽できるか?」そればっかり考えてたので…(苦笑)
「人は財産」とか「従業員は宝」みたいな言い方をよくしますが、まさにそうだと感じます。
例えば、冒頭の会員さんのお店。シフトでない日にお店に来て、売り場をつくるスタッフさん。家で内職みたいに販促物を作ってきてくれるスタッフさん。
その方々が何かの都合でいなくなってしまったら…
お店にとって強烈なダメージです。計り知れない損失です。
こんなスタッフさんもいらっしゃいました。
「自分がいなくなっても使ってもらえるように…」
POPを書き溜めるスタッフさん。
春の人事異動を前にして、そろそろ自分が現場から離れるかもしれない。その後のお店のことも考えてPOPを書き溜められた。
ほんと頭が下がる思いです。
先日からご案内しているセミナーにも、複数の従業員さんが参加表明してくださっています。
店主さん、経営者さん、従業員さん、、
別に区別するわけではないですが、自腹でセミナー参加費を払い学ぼうとされる。
「ちょっとでもお店が良くなるように…」
「お客さまに喜んでもらいたい…」
「地域一番のお店になれるように…」
そんな心意気でご自身を高めようとされる。
ほんとお世辞とか抜きに尊敬します。
37歳まで会社員をしていた(ズボラばかりですが)その人間として言えるのですが、
磨かれたスキルや経験は、必ずどこかで返ってくる。仮に何かの事情で仕事を離れる
ことになったとしても、その経験は必ず活きてくる。
職場を離れたとしてもリターンはどこかで返ってくる。その頑張りが報われる時がきます。
これは今、私が実感している事実なので、保証します。
あと何よりも、仕事に主体的に取り組むことは、仕事を楽しくする最大の秘訣でもあると思っています。
自分がやったことが結果になる。頑張りが成果に出る。
これほどの喜び、ヤリガイは他では得られません(これも大阪の産直店時代に実感したので保証します)。
そういうことを踏まえても、POPは結果がダイレクトに出る。
書いたPOPで売上が伸びる。
お客さまから反応が来る。
喜びとヤリガイを実感できる取り組みだと思います。
いずれにしても今持たれている向上心は、本当にかけがえのない。大切にしていただきたい、心から思います。そして応援しています。