昨日、こんな記事が
目に飛び込んできました。
Twitterのある方の投稿です。
2週間前にお会いした
「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」
(※残念ながら、2020年2月29日に閉店されました)
書店員の家田さんが
投稿くださっていました。
まぁ、ここに載せさせていただく
という事は、
「単純に嬉しかったから…」
なのですが(笑)
それはさておいて。
実はこの家田さん、
ものすごく興味深くって。
2週間前に書店へ伺うと…
こんな会話がありました。
臼井:
「この書籍を出版させてもらった
著者の臼井と申します…」
家田さん:
「来てくださると分かってたら
チェキ(インスタントカメラ)を
用意していたのに」
…
実はこのジュンク堂書店
名古屋ロフト店さん、
売場が超おもしろい。
チェキで撮影した著者さんの
写真がいっぱい貼ってある。
手書きPOPも盛りだくさん。
家田さんいわく、
「売場に人の存在感を出したいので…」
とのことです。
少しマジメな話になりますが
出版業界といえば、
「右肩下がり」の業界。
みたいによく言われます。
ご存知のとおりAmazonの存在が
大きいですよね。
わざわざ書店さんへ行かずとも
スマホでポチっとすれば
欲しい本がすぐ届く。
書店員さんの家田さんも
勿論、この状況をご理解されていて。
「書店の強みは2つあると
思っているんです」
「1つは、場所があること。
もう1つは、人。」
そうおっしゃっていました。
場所っていうのは、
文字通りお店であり、売場ですよね。
この空間をいかに活用できるか?
はAmazonさんにはできない事
じゃないかというわけです。
さらにもう1つの『人』。
お店には、店員さんがいる。
お客さまがいる。
さらに、著者がいる。
著者は常にいるわけじゃないので
その存在感を売場を通じて
感じてもらいたい。
「人の存在感をいかに伝えられるのか?」
常に意識されているそうです。
まぁ、今回の話は
書店員の家田さんとお話を
させてもらって
(といっても10~15分くらいかな)
感じたことを臼井が解釈したので
「臼井さん、それは違いますよ」
家田さんに怒られるかもしれません(笑)
ただお話をお聞かせいただきながら
これって、書店さんの話だけじゃない。
どんな業界でも同じ。
今まさに、リアル店舗が抱える課題
に直結するお話だと感じました。
私が推奨するPOPも
人の『存在感』を重視します。
POPに書かれたメッセージを通して
いかに、書き手の存在感を
伝えられるのか?
「なぜ、その商品をすすめたいのか?」
書き手の思いや感情に
お客さまは共感し
商品を購入してくれるのではないか?
そんな風に思っています。
なお今日の話をさらに詳しく
こちらの動画で話しています。