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スタッフのモチベーションを業績アップに直結させるためにリーダーが意識したいこと

「思うように動いてくれない、、」

「こちらの意図を分かってくれない、、」

「何でこれが分からないんだろう、、」

従業員さんについてよくいただく
ご相談の1つです。

悩みの90%以上は人間関係、

以前、尊敬する方から教えてもらいました。

まさにその通りだと実感しています。

人こそ1番のレバレッジ

以前、ラジオに出演させていただいたとき、

「お店や会社に行かれて1番に
されることは何ですか?」

司会者の方に質問されたことがあります。

うーん、、と考えて、

「そのお店や会社の強いところや
そこで働く人の得意なことを
探している気がします」

答えさせてもらいました。

お店や会社の現状を変えるために
何から手をつければいいか?

1番は、『人』の部分だと感じています。

そこで働く人の心が変われば
働く姿勢が変わります。

スタッフさんの姿勢が変われば、
お店や会社は変わります。

自閉症のアルバイトの男の子

30歳のころ、大阪の産直店で働いていました。

正社員2名、売場面積30坪の
小さなお店です。

アルバイトやパートさんを含めて
15名くらいの所帯でした。

主婦の方、学生さん、お店の元お客さま、

様々な方々が働いてくれていました。

そんな中、一人今でも忘れない
アルバイトの子がいます。

対人関係が苦手な20代の男の子でした。

うまく意志を伝えれない、
私たちともまともに会話ができない。

今でいう、引きこもりに近い
生活を送っていた男の子がいました。

どうやって働いてもらおう?

どう考えても性格的に
接客商売に向いていない。

お店の仲間ともコミュニケーションが
うまくとれない。

知り合いのご縁で働き始めたらしく
断るに断れない、、

実は初めの頃、 彼に強く当たっていた
こともありました。

「なんで、それができひんねん」

「もうちょっとスピードアップ」

どう考えても人とのコミュニケーションが
苦手なのにお店の都合でレジに立ってもらったり。

1日3~4人のシフトで回してたので
みんなが役回りを分担する必要があった。

お客さまからクレームになったことも

当然ですよね、

レジでお客さまから質問されても
うまく返答ができない。

ボソボソとしか返さない。

彼にレジを任せた自分の責任でした…。

途中からは考えを改め
バックルーム(作業場)にこもってもらいました。

野菜のパッキングなどの
作業を彼に任せました。

コミュニケーションは苦手だけど
1つの作業をコツコツとやる。

これは彼の得意分野でした。

その分、レジは自分や他のパートさんで
カバーするようにしました。

彼の経験から教わったこと

以前はお店の都合で
パートさんに業務を任せる傾向が強かった。

「自分がお店をまわしている」

「パートさん、アルバイトさんは
そのカバーをしてくれればいい」

そんな気持ちが強かった。

しかし、みんなの得意分野を中心に
業務を任せるように。

キレイ好きで物事が整っていないと
気がすまない大学生の○○くん。

自分から仕事を見つけて
率先的に動いてくれるパートの○○さん。

作業は早くないけど丁寧に、
周りとも仲良くやってくれる女子高生の○○さん。

年齢は若いけど、みんなを
引っ張ってくれる○○ちゃん、、

個性に合わせて業務を任せると、、

まぁ、小さなお店なので
そんな綺麗ごとばかりは言ってられないんですよ。

「自分の仕事はこれ」

なんて言ってられない。

みんなが様々な業務をこなす必要があった。

けど、基本的にはその人それぞれが持つ
個性に合わせた業務を中心に任せることで
お店がスムーズにまわりだした。

働いているみんなも気持ちよく
前向きに、そして質とスピードも
高まった気がします。

長くなりそうなので
この辺りで無理矢理まとめますが、、、(笑)

リーダーの大事な役割の1つに
周囲の人の個性を見極めることがある
と考えています。

そして個性にあったポストを与えてあげる。

その人が輝ける、個性を発揮できる
責任感を与えてあげる。

理想論だし、きれいごとですが

37歳までサラリーマンをやっていて
転職も繰り返していた人間です。

だから言えることがあります。

本来持つ能力を100%発揮して
アグレッシブに働いている方って
多くないと思うのです。

ブレーキを踏んでいるというか
前面的にのめり込めていない。

だらこそ、その人の個性を探り
得意と思える分野で活躍してもらう。

責任感を持ってもらう。

その差配がリーダーに求められている。

お店や会社の数字を変化させる
1番のレバレッジ(影響力)は、

人の姿勢や気持ちをどう高められるのか?

だと信じています。

追伸:

今回ご紹介した彼は
お客さまと卒なくコミュニケーションし
レジに立てるようにもなりました。

一緒に飲みに行く仲間にもなりました(笑)

社員2名の小さなお店の大逆転

社員2名、売場面積30坪。周囲は全国規模の競合がズラリ。ずぶの素人が、小さなお店で販促費ゼロで起こした奇跡とは…?その秘密をこちらで公開しています

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。