手書きPOP、チラシ、ニュースレター、、
色んな販促媒体があります。
実はこれら販促物をつくることが
従業員の育成に役に立つ、
というのをご存知ですか?
従業員育成というと
少し難しく聞こえるので
言い方を変えると、
性格を明るくする。
業務への姿勢を180度前向きに
一変させる。
コミュニケーション好きにする。
お客さまと会話することを
楽しみにさせる。
商品やサービスの知識を
貪欲にインプットしたくする…
こんな効果が販促物から生まれます。
何もこれは従業員さんだけの
話ではなくて、あなたが
個人でお店をされていらっしゃれば
あなたご自身にも同様の影響を与えます。
実はこれは、ご縁をいただく
会員さんから伺った話です。
毎月、スカイプで
やり取りをしている、ある地方の
新聞販売店さんのオーナーさんです。
話のなかで、
「いやー、臼井さん、
実はうちの○○ちゃんなんか
通信を出すことで思いっきり性格も
変わっちゃいましたよ」
という感じでお話が始まりました。
会員さんのご報告を要約させていただくと、
お便り(ニュースレター)を定期的に
発行されている。
そのお便りをスタッフさんにも
出してもらうようお願いをした。
初めはスタッフさんは滅茶苦茶
嫌がっていたそうです。
「顔写真なんて出したくない、
恥ずかしい」
「こんな文章を書くのは苦手です」
「何を書けば良いのか分かりません」
といった感じで、スタッフさんは
バリバリ抵抗感を感じていらっしゃった
ようなんです。
しかし、ある時から
その言葉も次第に減りました。
そして、
「今は○○ちゃんの依頼が1番多いんですよ」
とまでおっしゃっています。
要は、○○ちゃんがお便りを出すことによって
お客さまからサービスの依頼が
明らかに増えている。
○○ちゃんもお客さまの所へ行くと、
「ありがとう」
「○○ちゃんのお陰で助かったわ」
などプラスのお声がけを
お客さまから頂ける。
「おかげ様で、○○ちゃんの性格も
以前に比べたら
圧倒的に明るくなりましたよ」
という事だそうです。
このお話を聞いていて、
ストンと腑に落ちたことがありました。
それは、3つです。
販促物をつくることで、
1:商品やサービスの受注が増える
⇒まぁ、これはよく言われることですよね。
販促物はそもそも商品を売りたくて
スタートさせるのが一般的だと思います。
2:お客さまとのコミュニケーションが増える
⇒私たちが実践する販促物のやり方
(POPコミュニケーション)は、
単に商品を売るだけじゃなく、
お店やそこで働く人も
売っています。
例えば、
お店の考え方やスタンスであったり
お店で働くスタッフさんの
お人柄を伝える事を1番に考えます。
お客さまはその販促物を通じて
お店に対して思い入れを持ったり
共感することで特別な感情を抱きます。
結果、他店とは違う『特別な』お店になり
日々通い続けて頂ける、
という流れです。
結果、お客さまとの距離感が近くなり
コミュニケーションも比例して増加、
という効果を生み出します。
3:仕事が仕事じゃなくなる
⇒お客さまとのコミュニケーションが
増加すると、商品を売る、買ってもらう
という概念が弱まります。
「良いものがあるので紹介したい」
「○○さんの役に立ちたい」
といったスタンスで
業務に向かうようになります。
お客さまもその辺り敏感です、
ヘンな商売臭さを感じないので
そのお店から、その人から
商品を買いたくなる。
サービスを受けたことへの
感謝の気持ちを伝えたくなる。
お客さまからプラスのストロークを
もらったお店の方は嬉しい。
さらにヤル気になる。
こういった形で従来の
『売り・買い』の関係ではなく
『1対1』の人と人との関係を
築けるようになります。
そこには、
仕事といった概念はなくなります。
やっていて楽しい。
「お客さまの期待に応えたい」
といった感情から業務に向かうように
なってきます。
っと、簡単に書くつもりが
ずらずらと長くなってしまいました。
要約すると、私たちが取り組む
POPコミュニケーションをおこなうと、
1:商品やサービスが売れ始める
2:お客さまにとって特別なお店になる
3:今の業務が天職に感じられる
こんな波及効果が生まれます。
少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
すべて本当です。
会員さんが言葉で語ってくださいましたし
私も産直店で働いているときに
自分自身で実感したことです。
販促物っていうと、
「どうやって商品を売ればいいんだ?」
という発想が軸にあります。
もちろん、商品を売るために
実践するのは当然です。
ただ、多くのお店さんと
同じやり方をやっている限り、
なかなか良い結果は生まれにくいと思います。
他店とちょっと違う発想が
結果を出すには必要だと思っています。
商品やサービスも売れながら、
さらに従業員さんや店主さんの
モチベーションに火を点ける、
実は、そんな一石二鳥の手法はあるのです。
そんなことを会員さんとお話ししながら
あらためて実感させてもらいました。
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