以前、セミナー参加者の方からこんなことを言われたことがあります。
「POPだけじゃなく、チラシや他の販促物、
接客やお店の心構えにも活用できますね」って。
まさに、僕もその通りだと思う。
例えば、手書きPOPをつかうと、売るのはモノだけじゃなくなる。
「お店」や「会社」、そこで「働く人」に興味を持ったり、共感してもらうことも可能になってきます。
オモシロいものを手書きPOPで売られていた
以前、おこなった手書きPOPの勉強会でのこと。
参加者のなかに、行政のお仕事の方がいらっしゃったんです。
勉強会の途中、手書きPOPを書くワークになった。
お店や会社の方は、ご自身が販売される商品やサービスについてのPOPを書かれた。
その行政の方は、どんなことを書かれるのかな?
って、のぞかせてもらうと、、、オモシロいものを手書きPOPで売られていた。
(何だと思います?)
ご自身です。
そう、ご自身のことを伝える手書きPOPを書かれていらっしゃった。
拝見させてもらってね、
「うわ、すごくいいな」
って、思ってこんなことを伝えさせてもらいました。
「それ、ぜひ使ってくださいよ、名刺と一緒に配ってくださいよ」
って。
関係性を磨くために、手書きPOPをつかう
行政のお仕事というのは、直接モノを売る仕事ではありませんよね。
取り組みであったり、その企業に役立つ事業を紹介したりする。
そういうのが、仕事の1つだったりすると思う。
もちろん、部署によっても違うんだろうけど、今回の方はそのようなお仕事内容でした。
でね、事業や取り組みを企業に紹介しようと思ったら、相手に話を聞いてもらえる態勢をつくらなきゃイケない。
こっちの話を聞いてもらえる状態を。
いきなり、会社の社長さんや担当者に、
「こんな事業がありますよ。話を聞いてください。」
って、訪問しても、なかなか耳を傾けてもらえない。
時間もとってもらえない。
そういうコト多いと思うんです。
だったら、事前に(話を聞いてもらえる)関係性をつくる。
関係性をつくるためには、自分のことを知ってもらう。
自分に興味、共感を持ってもらう作業が欠かせない。
ここで、「手書きPOP」が役に立ってくるんです。
名刺交換だけで終わらず、ご自身を伝えた手書きPOPを一緒に渡す。
相手の方にしたら、
「なんだ!?この人?」
みたいな感じになる。
読んでみると、その人がどんな人なのかが伝わってくる。
印象にも残るし、興味も持ってもらえると思うんです。
まさに、「ヒト(自分)」を売る視点ですよね。
なにもこれは、行政のお仕事に限ったことでない。
どんな業種でも同じ。
会社やお店を伝えるのだって一緒。
手書きPOPの考え方をつかって、見込みのお客さまに興味を持ってもらったり、共感してもらうことはデキる。
こんな風に考えると、さまざまな業種、様々なシーンで活用できる。
手書きPOPで売るのは、商品やサービスだけじゃない。
お店や会社、そこで働く人を伝えるのにも役に立ってきます。