手書きPOPのメッセージを考えるときに、
「その商品の好きな理由を書く。メッセージにする。」
この発想がすごくポイントになってきます。
僕自身、手書きPOPには、「人」の話を書くといいよ、
という話をよくします。
このブログでもセミナーでも、「人」にまつわる話をメッセージにすると、お客さんの心に響きやすいよ。
そんな話をよく伝えていますよね。
でね、それはどうしてか?というと、
「人」が大好きなんですね。
「人」にものすごく興味がある。
商品をつくる生産者さんにしても、社長さんにしても、従業員さんにしても。
だから、商品に関連する人の部分を手書きPOPによく書いています。
っで、それが自然と響きやすいメッセージになってくる(←自分で言ってしまいますが)。
その要因の1つだと思っています。
データをいじっていたら、ふと目に留まった1枚~新婚旅行で
好きな理由を伝えると響きやすくなる…3つの要因
じゃあ、どうして自分の好きなコト(商品における)をメッセージにすると、響きやすくなるのか?
その要因を3つの視点からお伝えしていきます。
1.自分自身の話になる
もっとも説得力のあるメッセージというのは、発信者自身が経験した話です。
これはPOPに限らず、トークなどあらゆる場面で共通することだと思うんです。
経験していないことをいくら伝えても、表層的な話になってしまう。
借りモノの話。
だから、説得力も生まれにくい。
好きなことっていうのは、自身が体験した話です。
逆に言えば、何かしら実感したことによって好きになっているわけです。
その好きになった部分を、手書きPOPで伝えてあげる。
自然と説得力のあるメッセージになってくるはずです。
2.ありのままの話がデキる
手書きPOPを書くということは、
「お客さんに商品を紹介する」
そのスタンスでメッセージを考えていくことになると思うんだけど。
商品を紹介して、欲しい気持ちになってもらうという視点でね。
・・・ただ、この思考になると、「売り込み感」が漂ってしまいがちになるんです。
「商品を紹介する」⇒「そのためには、商品のイイところを伝えなきゃ」
みたいな思考がどうしても働いてしまう。
するとメッセージも、取って付けた感というのかな。
気持ちの入っていない印象を与えてしまいがちになる。
だけど、自分の好きな話だったら、何も造らなくていい。
話を盛り上げようとか考えて、小細工とかも必要ない。
そのまま伝えることがデキる。
ありのまま伝えられたメッセージは、読んだ方も敏感に感じるはずです。
3.自然と熱意がこもる
好きな話っていうのは、伝えるのが楽しい。
その話をするだけで、心地よくなれると思うんです。
ムリにつくった話とかじゃないから、自然と気持ちも入る。
1.の話にも連動するんだけど、気持ちが入ると説得力が増してきます。
伝わりやすくなる。
聞いている、読んでいる側も自然と聞き入って(読み入って)しまう。
だから、メッセージとしても響きやすくなってくるのです。
・・・手書きPOPのメッセージを考えるときに、、、
「どんな言葉がインパクトあるんだろう?」
「どんな表現が伝わりやすいんだろう?」
という発想も大切です。
ただ、ときには、扱われている商品やサービス。
「そのどこが好きなのか?」
を考えてみる。
この視点を持ってメッセージをつくってみる。
すると、また新たな伝え方が生まれるかもしれません。
ストレスなく考えられて、読み手の方にも伝わりやすいメッセージがね。
・・・今朝散歩しながら、ふとそんなことを思っていました。
というわけで、今日は午後からある企業さんの社内手書きPOPコンテスト。
その審査にうかがってきます。
従業員さんの書かれたPOPを見させてもらうの、楽しみです。
★今日の内容を動画でご覧いただけます