手書きPOPにも、2つのタイプがあるのをご存知ですか?
「スペックを伝えるPOP」と「あなたを伝えるPOP」
この2つです。
・・・そして、もう1つの事実。
スペックPOPでは、モノは売れない。
もう、お客さんの心には響かないんです。
・・・今でもよく言われているのかもしれないけれど。
販促物には、メリットを書きましょう、という考え方。
競合他店より優れている特長やメリットを伝えていこう、というやり方があります。
例えばどんなのか?っていうと、
「うちのパンは、他店よりも原料にこだわっています」
「うちで売っている野菜は、安心安全です」
「うちは、どこよりもたくさんの●●を取り扱っています」みたいなの。
他所よりも、うちの商品(サービス)はこんなにメリットがあるんですよ、っていう伝え方です。
ただ実は、これって、今の時代じゃあ、結構リスクのある考え方で。
というのもですね、ご存知のように今って、モノが溢れている時代なんでしょう。
「製品やサービスがどんどんよくなっていったら、それはますますお互いに似通っていく」
(優秀さの類似性)
って云われているように、今売られている商品ってどれも優れている。
どこのお店で買う商品も、性能的にはかなり優れている。
「自分のお店の商品やサービスは優れている」
そう思っていても、、、、
近所の同業他店へ行けば、同じようなメリットを与えてくれる商品って、だいたい売っています。
しかも、低価格でね。
ちょっとこだわっているパン屋さんだったら、ほぼ大抵、原料にこだわっているんです。
・・・っで、同様に、商品の優れたところを伝える販促法は、どれも同じメリットを伝えることになりがちです。
「こんなにうちの商品、美味しいんです」
っていったところで、他所のお店も同じように云っていたりする。
手書きPOPのメッセージに書いていたりするんです。
だから、もっとズラした方がイイ。
手書きPOPで訴えかけるポイントは、商品の特長やスペックみたいな部分じゃない方がイイんです。
たとえ、商品の優れた部分を伝えるにしても、
「あなた」を通して、メッセージにしていった方がイイ。
「こんなに素晴らしい商品がある」
「こんなに美味しい商品がある」
・・・っで、あなたは、それでどう思うのか?
そこを伝えていった方が伝わりやすい。
お客さんの心には響きやすいんです。
単に事実を伝えるだけじゃなくって、
「その商品が素晴らしいっていう事実があって、あなたはどう思うのか?」
そこを伝えていく。
「あなたが、どう思うのか?」ココを伝えることで、独自のメッセージになるんです。
【こんなに優れているという事実】+【あなたが思うこと】=【他にはない訴えかけ】
事実を伝えるだけじゃなくって、その事実を通じて、あなたはどう思うのか?
ここを手書きPOPで伝えていってみましょうね。
もう、スペックPOPでは、お客さんの心には響かないから。
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