手書きPOPには、「売る」POPと「魅せる」POPの2種類があります。
ここを混同していると、なかなか思うような成果を得られないんだけど。
これと同様に、売場にも同じことが言えます。
売場にも、「売る」ための売場と「魅せる」ための売場、
この2つのタイプがあるのです。
そして、この2つの売場に手書きPOPが深く関係しています。
手書きPOPをうまく活用することで、売れる売場づくりが実現します。
ということで今日は、「POP」と「売場」の関係の話です。
売場についての疑問
先日、うかがったある会員さんのお店でのこと。
調剤薬局さんです。
そこのお店さん。
売場をリニューアルされたんですね。
新しい陳列棚を入れられたりして、売場の展示なども一新されました。
さて、その後のお客さまの反響はどうか、、、?
それについて、薬局店の代表の方が、印象的なことをお話されていました。
売場はたしかにキレイになったんですけども。
なんか、売りにつながっているか?というと、、微妙な気がして。
逆に売場がキレイになり過ぎて、お客さまスルーしている
そんなことって、ないですか?
逆に僕に質問されました。
要は、売場をリニューアルしたことで、陳列もキレイになった。
これは、僕がみても明らかに感じることです。
しかし、逆に綺麗になり過ぎたことで、お客さまが買わなくなった。
買いにくくなった。
そんな事はないか?
という疑問だったんですね。
売場がキレイすぎると売れない!?
実は、これが冒頭でお話ししていた、
売場には2種類のタイプがあるという話とつながってきます。
売場には、
- 売る売場
- 魅せる売場
この2つがあります。
少しだけそれぞれを説明をしますね。
分かりやすくするためにすごく極端にいうと、
「売る」売場っていうのは、商品をズラーっとたくさん陳列した売場です。
スーパーとかが入口はいってすぐのところに、ダンボールをががーっと積み上げてお菓子とか売っていたりしませんかね?
あれはまさしく、「売る」売場の典型です。
一方、魅せる売場っていうのは、ディスプレイの売場です。
売場も什器など小物をつかって飾る。
食品であれば、お皿とかざるとか。
商品を少量並べて、商品のイメージUPを図る。
要は、商品自体の価値を上げるために展示するような売場ですね。
分かりやすいところでいえば、和菓子屋さんとかへ行くと。
すごく上品に、お皿の上にお菓子を置いて展示している売場とかないですかね?
栗の商品だったら、栗のイガイガの実物を置いたりして。
あのような展示が、魅せる売場です。
「魅せる」売場を「売る」売場にする、ひと工夫
でね、話を調剤薬局店さんに戻すと。
「売場がキレイすぎて、逆に売れなくなったんじゃ、、、」
という疑問はまんざら気のせいでもなくて。
要は、お店全体が魅せる売場になってしまった、ということです。
お客さまが見る分には、すごく印象がいい。
だけど、
「いざ、買う!」
となった時に、果たして購入につながるか?
というと、ちょっと微妙な売場構成になっているということなんですね。
まぁ、この辺りを話し出すと長くなるので、またの機会をとって詳しくお話ししますが。
…じゃあ、結果、その薬局店さんはどうしたか?
魅せる売場が中心になっていて。
そこで、どうやって売るための売場にしていったか?
そのために行った工夫の1つ。
それが、手書きPOPでした。
手書きPOPをつけることで、売る売場に変身することができるんですね。
あなたの売場も一度確認されてみてください。
「売る」売場なのか?
「魅せる」売場なのか?
一体どっちの売場になっているのか?
そして、もしも、魅せる売場が中心の構成になっているのなら、手書きPOPがつかえないか?
「魅せる」売場で商品を売っていこうと思ったら、
手書きPOPが1つのカギになってきます。
「売る」売場にするためには、手書きPOPが1つのスパイスとなるのです。