僕たちって、何かを伝えるとき、
「スゴイことを伝えなきゃ、、、」
こんな気持ちに常に駆られている・・・そんなコトないでしょうか?
何か人と違うことを発信しなきゃ。
そうしないと、読んでもらえない。喜んでもらえない。
ある意味、強迫観念みたいなモノを持っていたりしないでしょうか。
手書きPOPやチラシなどの販促物にしても、、、ブログやニュースレターなどの発信物にしても。
実は、この気持ちを強く抱きすぎていると、モノを発信できなくなる。
伝えるのが怖くなって、販促物が書けない。
メッセージを書けない。
そんな状態になりやすい、僕はそう思っているんです。
昨日のサポート先でも同じコトを感じました。
スゴイことを伝えようと構えなくていい
昨日、ニュースレターを代行で製作している、ある会社さんへ訪問していたんですね。
誌面内容をつくり上げるため、スタッフさんへのインタビューを伺いに。
そこで、1件あったんです。
もう彼これ、その会社さんとは3年を越えるお付き合い。
いつもお世話になるニュースレターの担当者さんもいらっしゃる。
しかし、この春からその担当者さんが代わられたんです。
事情があって異動があった。
なので、昨日は新しい方と初めてのインタビュー(誌面のネタを伺う)だったんです。
初めてということもあって、インタビューを前にその担当者さん、ちょっと構えられている感じがしたんです。
どんなコトを話したらイイんだろう?
私、オモシロいこと話せるかなぁ?
って背負い込まれているんじゃないか、僕はそう感じたんですね。
(分かんないですよ、僕の勝手な勘繰りだったのかもしれません)
でね、インタビューを始める前に担当者さんにお伝えしたんです。
何にも難しく考えなくて大丈夫ですからね。
今までは栽培技術(※)とかを書かせてもらっていましたけど。
何も、そんな話ばかりじゃなくてイイですから。
●●さん(担当者のお名前)の感じたこと、
普段、業務をされていて感じたギャップとか、戸惑ったこと、そんなのを色々お聞かせくださいね。
そんな一般的なお話の方が読まれる方は、かえって共感されますから。
っていう話をさせてもらったんです。(※)農業に関連する業務をされる会社さん
それぞれの視点・立場で感じたことを伝えるのが1番
僕はいつも思っています。
ニュースレターに限らず、販促物、ブログ、、、人前で話す機会。何でもそうなんだけど。
●●さん(あなた)のフィルターを通して感じたコト、思ったことを伝える。
そうすることで、たとえ1つの同じ話だったとしても、違う話になる。
相手には違う伝わり方になる。
あなたの経験・思いのフィルターを通して、伝える。
ココが何よりも伝える上で大切なんだ、って。
その業界の新米さんでもイイんです。
ベテランさんじゃないと伝えたらダメ、ということは一切なくて。
新米さんには、新米さんしか感じられないことがある。
経験豊富な人には感じられない視点がある。
その、あなたの今いる立場や視点から感じたことを大切にする。
そして、それを伝える。
そうすることが、オリジナルなメッセージになると思うし、相手の方に響くんだと僕は信じています。
・・・というわけで(かなりアツく入ってしまったんですが)、昨日のニュースレターのインタビューは無事に終了しました^^
新しい担当者さんも、いっぱいお話をしてくださいました。
「へぇー、そうなんだ」って思わず頷いちゃうお話をいっぱい。
何かモノゴトを伝えるときは、
「スゴイことを伝えなきゃ、、、」
「人と違うことを書かなきゃ、、、」って構えなくても大丈夫。
何にも難しいこと、他の方と違う意見を述べなくてもOK。
”あなたはどう感じたのか?”
あなたが感じた気持ちを大切に、、、そしてそれを伝えることがオリジナルのメッセージになってきます。
そこに共感される方がいらっしゃいますのでね。