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顧客心理って、こんなもの?

 

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つい2カ月ほど前、新しいキーボードを買いました。

 

お店へ行く時には、ある程度買うモノに目星をつけていたんです。

1,800円のキーボードを買おうとしていたんです。

 

しかし、今つかっている実際買ったキーボード、

いくらのだと思います?

 

…18,000円のです。

(細かくいうと、税込17,230円)

 

なんと、当初買おうと思っていたのより

10倍も高いキーボードを買ってしまいました。。

 

…一体どうしてなのでしょう?

僕は、どうしてそんな想定外の買い物をしたのでしょう?

買うとき、お店で何か起きたのでしょうか?

 

さて、この話をもとに今日も一緒に学びましょう。

■ふとしたことがキッカケ

「このキーボード、ワイヤレスになったら

 机きれいになるんちゃう?」

 

仕事をしながら、ふとそんな事が頭に浮かんだんですね。

っで、早速その午後時間があったので、最寄りのPC店へ行ったんです。

 

お店へ入り、途中ヘッドフォン売場へ寄り道しながら、、、

キーボード売場へ到着。

 

売場の前に立つと、結構な種類の商品があるのに気付きます。

 

その中から、目当てのキーボードを発見。

「午前中、ネットで調べたものと同じものだ」

「●●ドットコムの「売れ筋ランキング1位」に挙がっていたのと同じ商品だ」

 

値段を見てみると、ネットで見たのより700~800円高いくらい。

2500円。

 

「まぁ、これくらいの差なら許容範囲かな」

そう思って買おうと、その商品を取り。

レジへ行こうとする、

…っと、その前に他のキーボードは、どんなんがあるんやろう?

ふと気になって、他のキーボードも見てみたんです。

 

すると、その棚に貼られていた1枚のPOPを発見。

■売場で発見した1枚のPOP

POPを読んでみると、

プロフェッショナル向けキーボード

プログラマーや著者など、プロが愛用するキーボードです

という文章が。

 

えっ、コレってどれのことやろう?

 

そのPOPの商品を探してみたんです。

 

…でも、見つからない。

どのキーボードのPOPなのか、分からない。

近くの受付カウンターにいた男性店員さんを呼んで聞いてみる。

 

「こちらですね。

 個人差はあるのですが、●▲×■*$&、、、」

色々説明くださいました。

 

店員さんの話の30%しか理解できなかったのですが

とにかく、そのPOPが指してるのは、どのキーボードなのか?

把握できました。

見本もあったので、

とりあえず、試し打ちさせてもらったんです。

買おうと持っていた
キーボードの箱を床に置いて。

すると、キーを叩いた感触も、音も、なめらかで。

(喩えていうなら、高級車はドアを閉めるときの音が違う、みたいな感じ)

 

とにかく気に入ったんです。

っで、ちなみに、いくらなん?

価格を見てみると、、、、

税抜き16,000円。

「はら~、結構するじゃない」

 

さて、どうしよう、、、、

 

「キーボードに、こんなに出すのはモッタイナイか?」

「かみさんにバレたら、何か言われるか?」

「でも、俺、モノを書く仕事の比率、多いやん」

「仕事の効率化を考えたら、すぐ元とれるんちゃうん?」

 

心の裁判がおこなわれた結果、

 

「購入!」

見事判決が下りました。

■今日のポイント

さて今回、僕はお店に行く時には、一体いくらのキーボードを買おうとしていたのでしょう?

実際、買ったキーボードの値段は?

 

●お店へ行く前に買おうとしていたキーボードの価格

⇒1,800円

●実際に買った価格

⇒17,280円

 

一体この10倍近くの価格の差は、何なのでしょう?

何がこの差を生んだのでしょう?

 

…10倍も高い商品を買った僕は一体、何モノなんでしょう?

 

今回の買い物から学べる要素はいくつもありますが。

なかでも、もっとも分かりやすい、そのポイント。

 

それは、PC店のキーボード売場の棚に、

「プロフェッショナル向けキーボード」

と書かれたPOPがあった。

 

そのPOPがなければ、確実に僕は17,280円のそれを買わなかった、ということです。

POPがなかったら、 、、

ネットで事前に調べて買おうとしていた、

 

「安い方の」キーボードを買って今ごろ、それを使っているはずです。

 

(そして、この記事を書いているはず)

 

僕がお店へ行く前に買おうと思っていた価格の10倍の買い物をした、

 

その1番のキッカケは、まぎれもなく、その1枚のPOPです。

 

そしてお店は、その1枚のPOPで当初の10倍の利益を獲得したのです。

 

■追伸:

…さて、僕はいま別の意味で悪戦苦闘しています。

それは、新しいキーボードに慣れる、

その戦いの真っただ中ということです。

もう、タイピングミス、連発です。

 

実際、この記事書くのにいつもの3倍の時間かかっています。。

でも、10倍の価格の買ったんだから、、、

 

時間をかけて慣れる

これ以外の選択肢は残っていないですよね。

がんばります。

社員2名の小さなお店の大逆転

社員2名、売場面積30坪。周囲は全国規模の競合がズラリ。ずぶの素人が、小さなお店で販促費ゼロで起こした奇跡とは…?その秘密をこちらで公開しています

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。