「娘に見せたら、喜ぶかな?」
今朝散歩の途中、
道路の真ん中であるモノを発見。
車がバンバン通るなか、せっせと横断していました。
カニです。
背中を持とうとすると、両手のハサミをがっと広げ。
僕に捕まえられまい、と必死で抵抗。
手のひらを広げ、その上を歩いてきたところを捕獲。
家までの距離、約500メートル。
両掌を四角の形にして、ちょうどカゴのように持って帰ってきました。
何度かハサミでつままれた、、、(けっこう痛い!)
家の近くまで来ると、
近所のおじちゃんが歩いている。
ワンちゃんと散歩中。
ミニチュアダックスです。
「カニを捕まえました」
手のひらを広げてカニを見せながら、オジちゃんに話しかける。
「おー、そうなん。うちのに見せたらアカンで。
噛んで殺しよるから。こないだもしてたから」と。
「へー、さすが狩猟犬っていう感じですね」
(【ダックスフンド】=【穴を掘って生き物を伝える】)
そんなイメージがあった僕は、そんな発言を。
すると、さらにオジちゃんは、
「カニだけじゃなくて、こないだは蝉も食べとったからな。
ほんま何者なんか分からへんわ。
ダックスフンドなんか、、、ミックスフンドなんか、よぅ分からんわ」
オジちゃんジョークを交えながら、話されていました。
…っと、今日の話は、ミックスフンド=ダックスフンド。
そんなオジサンジョークを披露したいわけでは、決してありません。
僕なりに伝えたいことがあって書いています。
産直店にいた時には、
仲のよかったあるお客さまとは、商品以外の話をする機会が多かったです。
- おばさんの娘さんのお話
- 先日、旅行へ行って来はった話
- 僕に彼女はいるのか?とか、(この辺りは大阪のおばちゃんっぽい(笑))
そんな商品とは全く関係のない話題で盛り上がっていました。
お客さまと仲が良ければいいほど、そんな仕事と関係ない、
突っ込んだ話の割合が多かった気もします。
…そんなお客さまとの関係性。
これはある意味、我々のような小規模事業者にとって生命線とも言える部分。
そうとも言えるのではないでしょうか?
そしてコレっていうのは、大手には手の出せない、
小規模店の強力な武器になってきます。
それこそ、今日ぼくが捕まえた「カニのはさみ」のように。
見た目は小さいけれど、ガチッとつかむと、
「うっ」
と、思わず声を上げたくなるような痛さ。
それくらい強力な武器になってくるはずです。
キッカケは、他愛もない話から
お客さまと会話するのが苦手。
恥ずかしい。。
何を話せばいいのか分からない。。
そんなスタッフさんって、結構います。
そんな時。
ちょっとした他愛もない話。
そのネタをこっちから提供してあげる。
「こんな話してみたら、ええで」
(今朝の僕のような、カニねたのような日常話でも)
店主であるあなたから、話のきっかけとなるネタを何か教えてあげる。
お客さまと話さえできれば、、、その後、
「商品が売れる確率は高い」
「売る自信はある」
そういう従業員さんって、結構いらっしゃいますからね。
来店されたお客さまとの会話をつくる、
そのキッカケをつくってあげる。
これも重要な仕事の1つなのかもしれませんね。
…そしてさらに言えば、そのお客さまとの会話のキッカケづくり、
そこに手書きPOPは最適だったりします。