手書きPOPで継続的に成果を上げる。
そんな方法があります。
「数値をしっかり把握する」。
ここなんです。
これから売りたい商品。
- その現在の売れ数は、いくつなのか?
- これから手書きPOPをつかって、いくつ売りたいのか?
「現状」と「目標」、
この2つの数値をしっかり抑えておく。
すごく地味な作業に思われがちだけど、手書きPOP販促に欠かせないんです。
数値は、モチベーションを高める材料になる
例えばね、僕がサポートしているお店さんによくある話なんだけど。
手書きPOPを書いた。
1ヶ月後に、その報告をお聞きする。
「売れているみたいです」
っていうお話をよく返事をうかがうんですね。
「売れているんです」
っていう言葉に対して、僕が、
「…どれくらい売れたんですか?」
「…この1ヶ月間で、その商品はいくつ売れたんですか?」
って、お聞きすると、けっこう把握されていない店主さんが多いです。
そこから僕と一緒に、売れ数をチェックする、、、みたいな。
レジのデータを見たりして。
っで、
「臼井さん、売れてます!」
って、店主さんの顔色が少し変わりだすんです(笑)
あるパン屋さんでは、こんなことがありました。
気がついたら売れていた、、、パン屋さん
手書きPOPをお店で実践された、あるパン屋さん。
取り組み後、1カ月経ってあらためて訪店。
この1カ月間の報告をお聞きしたんですね。
すると、前回一緒に書いた手書きPOPの商品が売れていることが判明。
僕:「前回POPを付けた商品、どんな感じですか?」
店主:「結構、売れてるみたいです」
僕:「結構って、どれくらいですか?いくつ売れたんですか?」
店主:「いやぁー、ちょっと分からないですが、、、」
僕:「なにか売れ数を調べられる方法はないですか?」
店主:「ちょっと待ってくださいよ。レジのデータを見れば、分かると思います」
…レジ画面をさわりながら、データを出す店主さん。
するとレジからレシートが、「ガシャガシャ」出てきました。
店主:「あらっ、結構売れてますね」
僕:「どれくらいですか?」
店主:「先月1カ月で、●●(商品名)は、1,000個は売れてますね」
僕:「おぉー、1,000個ってすごいですね。…ちなみに、普段はいくつくらい売れる商品なんですか?その前の月の売れ数は、何個ですか?」
…これまた、レジの画面をいじりだす店主さん。
店主:「臼井さん、その前の月の7月の売れ数は、700個くらいですねー」
僕:「ほぉー、っという事は。手書きPOPを付けた先月が1,000個でしょう。それまでの700個からいくと、売上が上がっているじゃないですか。だいたい4割増しですよね、手書きPOPの効果が出ているじゃないですか」
この事実を知った店主さん。
そこから手書きPOPに対する意欲が湧き出したのは、言うまでもありません。
その月からお店の売場には、店主さんの手書きPOPがさらに増えていきました。
最低でも、
- 現在の売れ数
- 手書きPOP実践後の売れ数
この2つの数値はおさえましょうね。
あと、できれば、
「手書きPOPを実践することで、どれだけ売りたいのか?」
…3割増しなのか?
…5割増しなのか?
目標数値も設定しておくのがベターです。
そうすると、実践後に数値を対比しやすくなりますよね?
【現状】:【目標】:【実践後】
現実の状態を客観的に視れるようになる。
現状を知ることで、
「何かやらなきゃ、、、」とか
「いい感じでいってるじゃん。この調子で継続していこう」とか。
すると、何かしらの感情が湧いてきそうな感じしませんか?
行動へのモチベーションも変わってきそうじゃないですか?
手書きPOPを実践するときには、一緒に数値もおさえておく。
それが、手書きPOPで継続的に成果を上げる道につながってきます。
さて、あなたが現在、手書きPOPを付けられている商品。
それまで(POPをつける前)は、いくつ売れていたのでしょう?
そして、今回POPを付けることで、いくつ売りたいのですか?