「絵とかイラストを描くセンスないし…」
「字を書くのも苦手だし…」
手書きPOPに興味があるんだけど、こういう思いがあって一歩を踏み出せない。
そんなこと、なっていませんか?
このブログでも何度も言っていますが、
手書きPOPで成果を上げるのと、字のうまいヘタ。
ここはホントまったく関係ないです。
【手書きPOPの成果】≠【字のうまいヘタ】
(臼井さん、しつこい…っていうくらい何度も言ってます(笑))
…今から1つ喩え話をします。
字に自信がなくても、手書きPOPを書いていいんだ。
成果を上げられるんだ。
そんな風に(字の苦手な)あなたに思ってもらえるような話を1つします。
字に自信がない方は読んでみてくださいね。
ラブレター、もらったことありますか?
突然ですが、僕のモテ期は中学3年生でした。
人生最高潮にモテた時期だと思います。
(それ以来、カラッキシですが…(笑))
その僕の人生最大のモテ期に、1通のお手紙をいただいたことがあります。
人生で一度っきりの体験です。
中学校の後輩1年生からでした。
そこに書いてあった内容は忘れてしまったんですが、今でも僕の心に深ーく残る心地よい記憶です。
…でね、ここで話がガラッ!とPOPに切り替わるんですが。
例えばね、あなたが誰か異性からラブレターをもらうとします。
あなたも好意を抱く、意中の方からだとしましょう。
その方からラブレターをいただいた。
封を切って中を見た。
!!
…字があまりうまくない。
切々と想いを告げる文章を書かれているんだけど、そこに書かれている字はお世辞にもうまいと言えない。
だけど、あなたへの彼(彼女)の想いがひしひしと伝わってくる。
こんなシチュエーションを迎えたとします。
(まぁ、なかなかあり得ませんが(笑))
そんな時、あなたはこう思いますか?
「なんて、字のヘタな人なんだろう…」って。
今まで好きだったけど、字がヘタ過ぎて気持ちが冷めたわ…
そんな風に思うでしょうか?
どうでしょう?
何よりも響くのは、あなたが書いたという事実
お店でも一緒です。
あなたが訪れたお店の売場に手書きのPOPが置いてある。
店主さんが書いたらしき文字が並んでいる。
決して字はうまいと言えない。
だけど、読んでみると店主さんのその想いが伝わってくる。
「その商品を良さを何とか伝えたい…」
「商品に対する店主さんのこだわり…」
その朴とつとした字を通して伝わってくる。
実はここが大事な、大事なカギなんです!
”書いた人の存在が伝わってくる”、
僕はいつもそう表現するのですが。
要は、お客さんが手書きPOPを見たときに、
「このPOPは、ここのお店の人(●●さん)が書いたんだろうな」
そう感じられる、っていうことが何よりも大切なんです。
●●さんが書いたんだろうな、って感じた時に、同時にその書き手の想いもお客さんは受け取っています。
「よっぽど、この商品に思い入れがあるんだろうな」
「書いてあることはウソじゃなさそうだ」
っていうことをお客さんは感じるのです。
それが一方、パソコンで書いてあるPOPだと書き手の存在が感じにくい。
書き手の想いが感じにくい。
だから、同じ文章が書かれていても、「売り込みの広告文」としてとられてしまう。
「どうせ売るために書いているんだろう」
こんな風に思われるケースがよく起きます。
「絵とかイラストを描くセンスないし…」
「字を書くのも苦手だし…」
手書きPOPに興味があるんだけど、こういう思いがあって一歩を踏み出せない。
すごーくその気持ち分かります。
だけど、ちょっとだけトライしてみませんか。
…初めは勇気がいるかもしれないですけどね。
…ちょっと恥ずかしいかもしれないですけどね。
だけど、その「あなたが書いたPOP」をお客さんは待っています。
ぜひぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
その先にはきっとその勇気に報いる悦びが待っているはずですよ。