お客さんに読んで欲しい、そんな手書きPOPを書こうと思ったら。
「コミュニケーション」という要素がポイントになってくる。
そんな話です。
昨日、ある企業(自動車ディーラー)さんの社員研修にうかがってきました。
若手の社員さんに、手書きPOPを通じて「伝える」チカラを吸収していただく、
そんな主旨でした。
・・・でね、研修をさせてもらいながら、僕思ったんです。
「うん、やっぱりコミュニケーションっていう要素が欠かせないよね、
販促物にもね」って。
POPの実習をしているときのこと
昨日の研修のなかで、社員さんに手書きPOPを書いてもらう実習をしていたときのこと。
ある「撥水加工の商品」を販促するPOPを書かれている方がいた。
「社員全員が絶賛!・・・・の撥水効果」
「市販品とは違う!・・・」
というようなカタチで商品の良さや商品特徴を伝えられていた。
短いフレーズで、箇条書きのような感じでね。
っで、まわりを見ると、研修に参加されている社員さん、結構な数の方がその商品のPOPを書かれていたんです。
僕、この商品よっぽどイイ商品なんだろうな。
そう思って、1人の社員さんにその撥水の商品についてお話を聞いたんです。
すると、
●5,000円くらいの価格
「高い」というイメージをお客さんに持たれている
●市販品の撥水商品と比較される
「市販品をつけてるからイイ」って、よく言われる
そのようなお話がでてきた。
お話を聞きながら、「確かに」って思った。
カー用品で買った市販品をつかっている人多いだろうな、って。
(僕も使ったことがあるしね)
っで、それに比べたら、高いって思われるのかもしれないな、って。
・・・でね、その手書きPOPを書かれていた社員さんとチョットやりとりしたんです。
メッセージに”人”の要素をいれてみる
僕:「市販品をつけてるからイイ、っていうのは、お客さんとか誰かから言われるんですか?」
彼:「そうなんです、けっこうお客さんから言われるんです。
市販品つけてるしイイです、、、って」
僕:「でも、やっぱり違うんですよね?」
彼:「はい、効果がぜんぜん違うんです、
この間も、、、あるお客さんが、、、、、」
っというような感じで、少しだけ話をさせてもらったんです。
っで、その後もう一度、手書きPOPを書いてもらった。
すると今度は、最初に書かれたとき(短いフレーズで箇条書きで)とは違って、ある程度の文章で書かれたんです。
よく、お客さんに言われるんです。
「市販品のをつけてるからイイです」って。
ただ、この間もあるお客さんと・・・・・・・
みたいな感じで、一定のボリュームをつけて、お客さんとのやり取りのところを伝えられた。
その社員さんだけじゃなくって、他の方も。
皆さん、ある一定の文章量で伝えられるPOPになりました。
・・・僕、読ませてもらってイイって。
「話しかけられている」感じが大事
POPを読んだ時、何だか話しかけられている感じ。
これが、ポイントなんです。
目の前に店員さんはいないのに、なんだか話を聞いているみたい。
その感じが大事。
一方的に商品特徴を伝えるというより、お客さんとコミュニケーションをとる。
手書きPOPという媒体を通じて、話をする感じです。
ここが実現デキると、POPを読んだお客さんは
「売り込まれている」という感覚じゃなくって、「話しかけられている」、
そんな感覚になってきます。
だから、話がスムーズに心に入ってくるし、信頼される情報になってくるんですね。
お客さんに読んで欲しい、そんな手書きPOPを書こうと思ったら、
「コミュニケーション」という要素がポイント。
手書きPOPを通じて、お客さんと会話をする、
【あなた】=【手書きPOP】=【お客さん】
このイメージですね。
すると、お客さんにも喜んでいただける、
読んでいて楽しいメッセージになってきますよ。