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売上が伸びた理由は、売り場でもPOPでもなかった

ある道の駅で起きていた「人の変化」の話

当社サイトでも、これまで事例としてご紹介してきた
道の駅ビオスおおがた

先日、支配人の方とお話をする機会があり、
とても印象に残るお話をうかがいました。

それは、
「業績が伸びている一番の理由は何だと思いますか?」
という問いに対する、支配人の答えです。

「一番は、従業員が変わったことですね」

支配人は、そう即答されました。

売り場を大きく変えたからでも、
特別な販促企画を次々に打ったからでもない。

一番の要因は、
現場で働く従業員さん一人ひとりの“あり方”が変わったこと
だといいます。

指示をしなくても、現場が動くようになった

道の駅ビオス大型の売場とPOP
現場での工夫が積み重なった売り場の一角

以前は、
「ここはこうしてほしい」
「次はこれをやってみよう」
と、支配人から細かな指示を出す場面も多かったそうです。

ところが今では、

  • 売り場を見て、自分たちで考え
  • 気づいたことを、その場で工夫し
  • 誰かに言われる前に、行動に移す

そんな姿が、日常の風景になっています。

支配人がすべてを管理しなくても、
現場が自走する状態が生まれていました。

「やらされる」から「自分ごと」へ

この変化は、
一部の人だけが頑張った結果ではありません。

売り場に立つ多くの従業員さんが、
「言われたからやる」から、
「自分たちのお店(売り場)だから、こうしたい」へ。

その意識の変化が、
売り場の雰囲気を変え、
チームの空気を変え、
日々の行動を少しずつ変えていった。

そうした積み重ねが、
結果として、成果にもつながっていった――
そんなお話でした。

成果は、あとから数字としてついてきた

実際に、同駅の売上はこの数年で大きく伸びています。
ただ、支配人のお話を聞いて感じたのは、

数字は目的ではなく、結果だった
ということです。

人が育ち、
現場が動き出し、
その延長線上に、売上という数字があった。

とても健全な順番だと感じました。

現場で働く一人ひとりの想いが、売り場ににじみ出ていく

現場が変わるとき、いちばん最初に変わるもの

POPや売り場づくりは、
売上アップのための大切な手段です。

ただ、それ以上に重要なのは、
「やってみよう」と思える人が、現場にいるかどうか。

今回の支配人のお話は、
成果をつくっているのは手法ではなく、
人そのものなのだと、あらためて教えていただきました。

売り場を変えたのではなく、人が動き出した

成果が出た理由を一言で表すなら、

「売り場を変えたから」でも、
「POPを工夫したから」でもなく、
「人が、自分で動き出したから」。

そんな現場の変化を、
これからも大切に、伝えていきたいと思います。

関連情報(あわせてご覧ください)

本記事で紹介した
道の駅ビオスおおがた の取り組みについては、
過去の記事や動画でもご紹介しています。

売り場づくりやPOPの工夫を紹介した記事
 (当時、現場で実践されていた具体的な取り組みをご紹介しています)

人気道の駅の売場

支配人インタビュー動画(当時の現場の声)
 現場にどのような想いで向き合ってこられたのか、
 支配人ご本人の言葉で語られているインタビュー動画です。

売り場レイアウトとPOPの取り組みで、800万円の売上アップした道の駅さん

※本記事は、これらの取り組みを踏まえつつ、
あらためて支配人の方からうかがった「現場の変化」に焦点を当ててまとめたものです。

注釈

※筆者(臼井)は、2017年から2023年にかけて
道の駅ビオスおおがた様とご縁をいただき、売り場づくりやPOPに関する取り組みに関わってきました。
現在は継続的な支援には関わっておらず、本記事で紹介している取り組みや成果は、現場で働く皆さま、ならびに支配人の皆さまの主体的な実践の積み重ねによるものです。