大学校で手書きPOPの講義をさせてもらっているんです。
その時になるべく心がけていることがあるんですね、
それは、「生徒を楽しませる」っていうことです。
…そんな当たり前のこと、
ここで書くなよーっていう話なんですが、
これって、結構ポイントで。ここから話は大きく膨らむんです。
生徒が楽しむと何が良いの?
どうして、生徒を楽しませるといいのか?
授業には勉強をしに来てるんだから、楽しい気持ちにさせる、
そんな必要なんてあるのか?
大いにあるんですよ。
だって、彼らが楽しい気持ちで授業に臨めばのぞむほど、とうぜん吸収力が高まりますよね。
あなたもご経験あると思いますが、 イヤイヤ授業受けても、苦痛なだけ。
後で何にも残らないですよね?
そして何より授業を進めている僕が楽しくない。
生徒がだるそうーに授業に臨んでたら、こっちのテンションまで下がってしまう。。
何にも良いことありませんよね。
「POPを撤去しろ」
…お店に来店されるお客さま、楽しそうですか?
…商品をご覧になっているお客さま、楽しそうにされていますか?
【生徒】と【先生】の関係じゃないけれど、【お客さま】と【お店(あなた)】、
ここに、共通する点も多いです。
例えば僕の事例で恐縮なんですが。産直店時代、こんな取り組みをしたこがあります。
お店で販売していた卵の1つに、「有精卵」っていうのがあったんですね。
(有精卵の説明は、コチラをみてください)
その商品に、こんなPOPを付けていました。
この卵を温めたら、ひよこに変えるかも!?
こんなキャッチコピーでそのあと、有精卵の説明を書いて売場に貼ってました。
…するとしばらくして、取締役に呼ばれました。
「気持ち悪い」っていうお客さまがいる。
「撤去するように」っていう話でした。
…また、ある時には。
「ポン酢オリンピック」っていうのを、お店で開催したことがあります。
これは、いわゆるるよくあるランキング形式で。
お店では10種類近くのポン酢をあつかっていたんですね。
こんなにあったら、お客さまが選びにくいじゃない、、、。
そう思って、ランキングをつけて、「オススメのポン酢」を教えてあげたんです。
- 「金メダル:●●のポン酢」
- 「銀メダル:、、、のポン酢」
- 「銅メダル、、、、」
っていう感じで、入口はいってスグ右の売場。
お店で1番売上を稼ぐゴールデンゾーンです。
しばらくして、取締役から電話がかかってきました。
「メーカーからクレームが来てる」今すぐ止めるように、と。
チャレンジさせてあげては、、、?
今挙げた例は、お客さまを楽しませてるか?
っていう点でいくと、かなりビミョーなんですが。
とにかく、ここであなたに感じていただきたいことは、
「あんまり既成概念にとらわれ過ぎない」
「お客さまに楽しんでもらおうと思ったら、あなたが良いと感じたことを取り組んでみる」
そんなことが大事なんじゃないか?
という話です。
…もしも、あなたの心が騒ぐことがあれば、
…もしも、従業員さんが、
「こんな事やってみたいんです」
と言って来たら、少し寛大に受け入れて挑戦させてあげてはいかがでしょうか?
僕が産直店にいたときは、比較的、自由にさせてもらっていたので、いろんなチャレンジが出来たんだと思います。(まぁ、止められることも多かったけど(笑))