「あっ、言いたかったのはそれ!」
あるキッカケを通して、考えが整理される。
言葉になることがよくあります。
「ストン!」
腹落ちする感じがして、ちょっとした快感なのですが。
以前、ある経営者さんとお話していたときもそう。
お話をお聞きしながら、頷きっぱなしの言葉が。
POPの本当の効果
経営者の方がおっしゃっていたのは、次のお言葉です。
(従業員に)成功体験を味わってもらいたいんですよね。
POPを通じて商いの醍醐味みたいなのを感じてもらいたいんです。
これらのお言葉に臼井がビンビン反応しまくったわけです。
POPって、商品をお勧めしお客さまに購入いただくツール。
乱暴な言い方をすれば、売上を上げる媒体です。
一方で、POPをやることで、仕事の『意味づけ』を変える。
従業員さんのやりがいを生み出すことができる。
自身の経験からも実感していました。
最高の経営資源
人間ほど生産性が飛躍的に向上する経営資源はない。
機械の性能を改良しても一気に5倍、10倍も向上することは考えづらい。
しかし人間は違う。
言葉によって、ハートに火がつけば、それが叶う。
GE Japanで責任者として人事などをご担当されていた八木洋介さんのお言葉です。
(※書籍「戦略人事のビジョン制度で縛るな、ストーリーを語れ」より)
例えば、現場のスタッフさんが、現時点で最大のパフォーマンスを発揮されているか?
もしくは、
「俺(私)って、自分のMAXの能力、パフォーマンスを出せているか?」
ご自身に問いかけたときにどうですかね、、
「うちの従業員はまだパフォーマンスを100%出せていない」
「本気を出せばもっとできるはずだ」
とか出ませんかね?
もし少しでも、お心当たりがあれば、
POPを試す価値アリ
そう感じているんです。
POPで商品をお勧めする。
お勧めした商品が売れるとどんな気持ちになるか?
冒頭でご紹介した店舗さんでも、
「本当に売れるんですね」
POPを実践した従業員さんからお言葉が出てきます。
自分がやったことで結果が変わる。
自分の力で何かを変えられる。
まさにPOPは成功体験を味わえるツールです。
成功体験を味わうと自信になるし、もっと味わいたくなる。
違う商品もお勧めしたくなる。
当のご本人(従業員さん)の仕事に対する意味づけが変化。
やりがいを感じるようになる。
結果的に、お店や会社の数字も伸びる
POPって、販促ツール。
商品をお勧めするための販促物、
そう感じられていると思うのです。
しかし、今回お伝えしたかったのは、
- POPを実践すると、仕事の意味づけが変わる
- 今の仕事がさらに楽しくなる
- 結果、お店や会社の数字も上がる
POPの隠れた”裏の目的”です。
もっともっと世の中にPOPを広めたいです。
POPを使って、自分の仕事にやりがいや愛着を持つ方が増える。
個人や組織が最高のパフォーマンスを出せる状態を創り出すことで、経営に貢献したい。
そんな風に思っています。