地域専門店の集客
『当たり前』シリーズ、
今日もいってみます。
集客をする上で、
必須要素はたくさん存在します。
先日お伝えした
「ターゲットの明確化」もその1つです。
さらに今日の話も
抑えておかないといけない要素です。
よくいただくご質問
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「自店だけの売りを見つける方法や
伝える手段などがあれば知りたいです」
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このような質問をよく頂きます。
いわゆるウリの見つけ方、
ですよね。
ウリって言葉をよく聞きますが
どんなイメージでしょうか?
個人的には、他店じゃなく、
自分のお店を選んでもらうための
ポイントだと捉えています。
ウリがないと、お客さまは、
・価格
・立地
・ブランド力…etc
これら要素でお店を選ぶ
傾向が強まります。
ハッキリ言って、
個人、中小規模店には不利な状況
だと思います。
30歳の頃に大阪の産直店で
働いていた時にも
同じような状況に遭遇しました。
うちのお店は売り場面積30坪の
コンビニサイズの小さなお店。
立地は駅から徒歩15分。
陳列棚や冷蔵陳列ケースも
中古の使い古し。
典型的な小さなお店でした。
一方、駅の間近には、
○○デパート、○○百貨店が2店。
また別の駅の近くにも
全国チェーンスーパーが存在。
よく偵察に行っていましたが
まぁ、どの店もきれいだし
品揃えも豊富でした。
行くたび羨ましくなっていたのを
今でも思い出します。
そんな当時、あまり意識して
いなかったのですが、
ウリをつくる工夫をしていたようです。
…ちなみにウリをつくる
最も手っ取り早くて
即効性のある方法があります。
「うちには、ウリなんて無いから…」
と思っていても大丈夫、
ウリは見つけられなくても
つくることが可能です。
どうやるのか?
ステップは3つです。
まず、ステップ1、
近所や同じ商圏内の
ライバル店をピックアップします。
そんなに難しくないと思います。
続いて、ステップ2。
今挙げたライバル店の
『穴』を探します。
例えば、
Aというお店があって
そのお店を利用しているお客さまが
抱えている不満は何か?
利用しているんだけど、
「もっと○○してくれたら
良いのにな」
とお客さまが感じている不満や
望みを見つけ出します。
そして最後、ステップ3、
先ほど見つけたライバル店の穴を
あなたのお店がカバーします。
例えば、
産直店で働いていた当時
周囲のデパートやスーパーには
ほぼ全ての面で負けていました。
敵うところは、1ミリもありませんでした。
しかしそんな小さなお店でも
今考えると、たった1つだけ
勝てる要素があった気がします。
それは何か?
お客さまとの距離感でした。
まぁ、うちのお店では
お客さまとの距離感が近かったです。
「こんにちは、○○さん」
来店されたお客さまに
普通に挨拶していましたし、
お店で15分、20分雑談して帰る
お客さまも結構いました。
旅行へ行ったお土産を
持ってきてくれるお客さまも
いらっしゃいました。
「お客さまがお土産を持ってきてくれる?」
近所のデパートやスーパーでは、
無かった概念だと思います。
お店は汚かったけど
(自慢できませんが、、)
お客さまとの仲の良さ、
信頼関係は負けていなかったと思います。
当時は何の意識もせずに
やっていたのですが、
ウリを生み出す『公式』にも当てはまります。
ウリとは、ひと言で言うと、
『お客さまが求めているけど
ライバルでは満たしきれないポイント』
です。
産直店で働いていた当時のお店では、
お客さまとの距離感が
最大のウリでした。
デパートやスーパーに通っているけど、
「何か物足りないな」
「寂しいな」
「店員さんと話をしたいな」
と感じていたお客さまから
支持を受けていたのかもしれません。
その要素があったことで
何とか生き残れたのかもしれません。
まず、ライバルにないこと。
そして、お客さまが求めていること。
この2つの交差するポイントが
ウリづくりのヒントです。
どれだけユニークであっても、
お客さまが求めていなければ
ウリにはなりません。
そしてウリがなければ
お客さまに選ばれるのは
至難になってきます。