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POPに欠かせない事は?…この農大生のPOPから学ぶ

まず初めにこちらのPOPをご覧ください。

「POPコミュニケーション」の講義をおこなう
高知県立農業大学校の生徒が書いたPOPです。
(下書きの段階です)

この3枚のPOPをご覧になって
何を感じますか?

実はこの3枚には、POPで
結果を出すために最も必要な、あるヒントが隠れています。

「売れるPOP」と「売れないPOP」の違い

POPを書く目的の大半は、
商品を売る事だと思います。

POPで商品を売るために大事にしたい
ポイントはいくつかあるのですが…

結果に直結するPOPには、ある1つの共通点があります。

それは何か?

書き手の『存在感』です。

POPを見たときに、
「これって、誰かお店の方が書いているんだな」
という存在感です。

ここがPOPメッセージを通して
伝わって来るか?
伝わってこないか?

が売れる…売れない…の分岐点
といっても過言ではありません。

POPメッセージを通じて
あなたの存在感がお客さまに
伝われば伝わる程、商品は売れやすいです。

逆にただの事務的な文章。

読んだお客さまに何の感情も
抱かせなければ、商品を売ることは
難しいです。

最強の秘訣はここに隠れている

もう一度、冒頭の3枚のPOPをご覧いただけますか?

もうお分かりになったと思いますが
私がなぜ、上記のPOPを選んだのか?

それは、今日のテーマでもある

書き手の『存在』

が伝わってくるPOPだからです。

「書き手の存在がどうのとか言われても
難しくて解り難いです」

と感じるかもしれません。

もっと簡単に言えば、年賀状を思い出してください。

お正月の元旦の朝、
ポストに年賀状が届きますよね。

輪ゴムで束になった年賀状が。

今はパソコンソフトで印字されるのが
年賀状の主流だと思います。

そんな中、1枚1枚見ていくと
たまに手書きでメッセージを書いてくれた
年賀状を発見しますよね。

「本年もよろしくお願いします」

みたいな短い文章だったとしても
手書きのメッセージを見る事で
何かしら感情を抱くと思うんです。

アレです、アレ。

あれこそが手書きPOPで商品を売る
最強の秘訣です。

『年賀状の法則』

年賀状に書かれた1行の手書きメッセージ。

それを見たときに、
書いてくれた(年賀状の差出人)人の
顔を思い出したり、
その存在を感じたりしませんか?

「あぁ、わざわざ書いてくれたんだ」

みたいな気持ちになったり。

年賀状という1枚の紙を通してだけど
その相手の存在を感じませんか?

実はPOPでも同じ事が言えるのです。

POPに書かれたメッセージを通して
お客さまがその書き手の存在を感じる。

冒頭のPOPであれば、

「あぁ、農業大学校の生徒が
これを買いくれたんだ」

「野菜を一生懸命つくっているんだろうな」

と感じてもらう。

これが大事なのです。

お客さまの商品選びの基準とは

正直なところ、お客さまは野菜を買う時に

「何を買えば良いのか?」

解らず迷っています。

よっぽどの野菜通の方でない限り、
野菜選びにこれといった
基準を持たれていません。

結果、

  1. 価格
  2. 大きさ

といった基準で野菜選びをしているのが
現状だと思います。

そんな時にPOPを通して

お勧めしてくれている人の『存在感』

が伝わって来たら、
お客さまはどう感じるのでしょう?

「どれを買えば良いのか分からない…」

となっている状況で
POPメッセージに特別な感情を持てる。

共感できるPOPがあれば…

「その野菜を買ってみようかな?」

となってもおかしくないと思いませんか?

『存在感』=『共感』⇒…

POPメッセージに共感できれば
その商品を購入する理由になります。

価格や商品の品質によっぽどの差が無い限り、
共感するメッセージが書かれた
商品を選びたくなるはずです。

「世の中には商品やサービスが溢れ
お客さまの物欲を満たす時代は終わった…
今必要なのは、お客さまの心を満たす事だ!」

なんて話をよく耳にします。

確かにその通りだと思います。

じゃあ、お客さまの心を満たす、
お客さまを感動させる、って
一体どういう事なのでしょう?

もっと解りやすく言えば、今日の話だと思います。

POPを通じて、

商品の『作り手さん』の
存在感を伝えてあげる。

商品をお勧めする『販売員さん』の
存在感を伝える。

こういう事もお客さまの心を満たす
1つの手段になるはずです。

ここでもう1度、冒頭のPOPをご覧ください。

3枚のPOPをご覧になって
どんな感情になりますか?

ご近所のスーパーさんで見かける
広告と同じような気持ちですか?

「POPに何を書けば良いのか分からない…」

と悩んでいる方は多いです。

そんな時こそ、あまり難しく考えない。

あなたがその商品に対して
どんな事を想っているのか?

を伝えるだけでも良いんです。

また今度POPを書く時に迷ったら、
今日の3枚のPOPを思い出して下さい。

「あぁ、こういう事を書けば良いんだ」

もう少し楽な気持ちでPOPを
書けるのではないでしょうか。

社員2名の小さなお店の大逆転

社員2名、売場面積30坪。周囲は全国規模の競合がズラリ。ずぶの素人が、小さなお店で販促費ゼロで起こした奇跡とは…?その秘密をこちらで公開しています

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。