昨日、ある企業さんの販促サポートに伺っていました。
お会いするのは、約10ヶ月ぶり。
久しぶりの再会でした。
そこでお聞きした報告は、なかなかインパクトのあるものでした。
「倍以上にはなっていますね」
ある企業さんの話です。
異業種参入で、昨年から新たな事業に取り組まれました。
(ちょっと特殊な事業内容なので、詳しい内容はお伝えできませんが)。
昨年、僕がご縁をいただいたのは、その新事業を始められたばかりの頃。
「その事業を拡大していくにあたり、何かできないか?」
というようなご相談でした。
その際、一緒に取り組んだ1つの試みが、ニュースレターです。
従来やられていた販促法もあったんです。
いわゆる、チラシをつかって既存顧客へアプローチする。
そのような販促物もつくられていたんです。
ただ、それだと期待している効果が得られていなかった。
なので、僕の考えをお話しさせていただき、そこに賛同してもらったんですね。
そこからニュースレター販促がスタートしました。
そこから約1年。
経過を聞いてみると、
「うーん、ご依頼いただく数(売上)は倍以上にはなっていますよ」
このようなご返答でした。
1年で売上が倍以上になった理由
今回の企業さんが、成果を上げられた理由。
1年で売上を倍以上にされた、その要因はいくつかあると思います。
中でも、今回3つをピックアップしてみます。
まず、1つ目の要因。
1.ニュースレターを継続発行されたこと
毎月、1年間、欠かさずニュースレターを発行し続けられた。
ここを抜きには語れないと思います。
実際、お会いしていなかった10ヶ月に発行されたニュースレターをすべて見せてくださったんです。
クリアファイルに綴じてくださっていました。
1番新しい、最新号は紙面右上に、「第12号」と書かれていました。
それを見たとき、僕感動しましたもん。
僕もいろんな会社(お店)さんのサポートに伺っています。
だけど、やっぱり販促活動って中々つづかないんです。
なかでも特に、ニュースレター。
例えば、毎月発行するのは厳しいので季節ごとに発行される。
そのようなお店さんも多いんですね。
でもね、しばらくぶり。例えば、半年くらい期間が空いてお会いしてみると、ニュースレターの発行が止まっている。
「ニュースレターの話題をふるのもはばかられる」
そういうお店さんが大半ですから(笑)
毎月発行。この継続力なくして、今回の成果はなかった、と言い切れます。
2.潜在可能性の高かった事業
今回、異業種参入で取り組まれた事業の潜在的な可能性も高かった。
ここも要因として、十分にあると思います。
昨年おうかがいしてお話をお聞きしたとき、すごい可能性を感じましたもん。
元々されている事業。
そのお客さま。
地域性。
こういったことが新しい事業内容にそのまま活かせる。
そのような印象を持ったのを今でも憶えています。
3.既存のお客さまとのつながり
あと何より欠かせないのが、お客さまとの関係性です。
すでに築かれている既存顧客との関係。
そこにうまく今回であれば、ニュースレターがフィットした。
ニュースレターが活かせる下地があった、ともいえます。
やり方さえ間違わずに発行すれば、お客さまに読んでもらえる。
その関係性を築かれていたんですよね。
ここが大きかった。
今さらだけど、地域密着ビジネスに欠かせない
今回の企業さんに関わらせてもらっていて、あらためて感じたこと。
地域密着のビジネス。地元地域の皆さんをお客さまとしている場合、ニュースレターは非常に有効なツールだ、と再認識です。
ある意味、現在お客さまと一定の関係性を築かれているのであれば、発行しないとモッタイナイ。
そんなツールでもあるっていうことです、ニュースレターっていうのは。
僕自身、10年以上前(産直店時代)から発行しています。
その経験からも、そこは断言してもいいくらい。
お客さまとの距離感が近ければ近いほど、その効果は大きい。
そう言えます。
「…いやぁ、これ以上は受けられないですよ、臼井さん。現状では、ね」
さらに成果を上げる方法をお伝えしても、このような返答しかかえってこなかった。
もっともっと事業を伸ばす可能性は眠っている。
そんな楽しみを感じさせていただけた1日でした。
■追伸:
「私たちのような小規模の事業主でも、すぐにできる販促法だなと感じました」
ニュースレターをつかって選ばれるお店になる方法