手書きPOPには、2つのタイプがあるのをご存知でしょうか?
- 魅せるPOP
- 伝えるPOP
大まかに分けると、この2つ。
実はPOPを書くときに、
「自分はどっちを書きたいのか?」
目的を明確にしていないと、成果につながりにくい。
そんな側面があるのです。
抑えておきたい手書きPOP2つのタイプ
「POPには2つのタイプがある」
このことに僕が気づいたキッカケは、ご縁をいただく方からのご相談内容です。
「…手書きPOPを書きたい」
「…手書きPOPをつかって、今よりももっと売りたい」
ほんと多くのかたが望まれています。
POPに興味を持たれています。
しかし同時に、その方々が直面する壁。
それは、「POPをきれいに書きたい」という思いです。
ただね、
「字がうまく書けないし、、、」
「わたし可愛いイラストも描けないし、、、」
実はここってPOPの成果とは、それほど連動していない。
手書きPOPで売上を上げる点においては、字を書くのが苦手でも、イラストが描けなくても大丈夫です。
今より売れ数を増やし、売上UPに貢献することは可能なんです。
では、2つの手書きPOPのタイプについて、簡単にお伝えしていきます。
1.魅せるPOP
魅せるPOPというのは、その言葉のとおり
「魅せる・見せる」
ことを目的にしたモノです。
- 見た目的には、ものすごいオシャレ。
- 目に留まりやすい。
- お店や売場の価値を雰囲気をよくする
- 商品のイメージUP、、、など
こういったメリットを持っています。
一方、後から説明する「伝えるPOP」に比べて、「購入」につながりにくい。
というデメリットも持ち合わせている。
見た目的にはキレイ。
インパクトもある。
しかし、そこから一歩踏み出して、お客さまがその商品を購入してくれる。
この段になったとき、果たしてあなたが望む
「買ってもらえる」
ということにつながるか?というと、ちょっと弱いモノがあるのです。
魅せるPOPの分かりやすい事例として、カフェなどで見かける黒板なんかがそう。
チョークでお洒落にイラストなんかが書かれていたりしますよね。
お店の雰囲気をものすごく良くしている。
オシャレ感を演出するのに最適。
ただ一方で、
「その黒板を見たときに心が動いているか?」
「その商品を買いたいと思っているか?」
今度、あなたがカフェへ行った時には、その辺りに意識を向けながらご覧になってみると面白いと思います。
2.伝えるPOP
こちらのPOPの目的はズバリ、「伝える」こと。
伝えることで、お客さまの「心を動かす」のが目的です。
心を動いてもらった先にあるのは、そう、購入ですよね。
購入してもらうことを、最大の目的としてつくられたPOPです。
前者「魅せるPOP」と比較して、インパクトの弱さ。
見た目で劣る点はあるかもしれません。
アイキャッチも弱い(お客さまの目に留まりにくい)かもしれない。
ただ、ここで重要なのは、
「目に留まる」⇒「購入」
この図式は、ノットイコール(≠)だということです。
手書きPOPを成果につなげるために必要なこと
今日は本題でないので説明はカンタンにさせてもらいますが、お客さまの目に留まったからと言って、それがイコール購入につながるということではない。
購入の前には、心がうごく(興味を持つ)という心理的変化が必要なのです。
「心が動く」⇒「購入」
この点からいって、前者のPOPと後者の目的の違いがなんとなく理解できるのではないでしょうか。
- 「魅せるPOP」⇒目を留める
- 「伝えるPOP」⇒行動をうながす
目的が違うのです。
先ほどお伝えしたとおり、お客さまの購入につながりやすいのは、「伝えるPOP」です。
そして伝えるPOPには、キレイな字も可愛らしいイラストも必要ありません。
あなたが求める成果はなんでしょう?
「お店のイメージUP?売場づくりですか?」
それとも、
「お客さまに今よりももっと買っていただくことですか?」
…どっちでしょう!?
ここを明確にして手書きPOPを書けば書くほど、求める成果につながりやすくなってきます。
※補足
3月4月におこなうセミナーでは、この辺りの話を詳しくお伝えしていきます。
▼「手書きPOPセミナー2016」