手書きPOPを学ぶと、コミュニケーション力がUPするんじゃないか?
僕はそんな風に考えています。
手書きPOPっていうのは、そこに書いたメッセージを通してお客さまと会話する。
コミュニケーションのきっかけを創る。
そのためのツールなので。
POPに書くメッセージを考えることが、コミュニケーション力の向上につながるのです。
先日おこなったセミナーでも、このことを実感したので共有しますね。
「伝えるって?」と難しく考えるよりも、、、
先週末、僕の地元である高知県の中央卸売市場で手書きPOPのセミナーをおこなってきました。
参加者さんは、市場を運営している会社や仲卸、八百屋さんをされる方々です。
中には、仲卸店に嫁がれた奥さまも参加くださっていました。
約2時間の手書きPOPセミナーの後、今回の講座主催者の方がこのようなコメントをくださっていました。
僕にとっては非常に興味深ったので、ご紹介します。
臼井先生。ありがとうございました。
おかげ様で大盛況でした!
市場はもともと楽しいって、言われましたが
そう言われるとそうですね。
「伝えるって?」と、難しく考えるより
まず、やってみる!!
勉強になりました。
組合の事務の女性も内容が書くだけでなく、
コミュニケーションとしても素敵な内容だった。
と感想を言っていました。
(後略)
普段話すことを手書きPOPに書いてみる
いつも言っていることだけど、、、
手書きPOPというと、
- インパクトのある言葉が大事。
- 目の留まる言葉は何か?
- お客さまの興味を引くキャッチコピーは?
このような視点で考えがちなんだけど、僕はちょっと違うと思う。
あくまでも手書きPOPっていうのは、コミュニケーション。
お客さまとの会話です。
接客は、対面で直接言葉を交わして話すことだけど。
手書きPOPは、紙、そこに書かれているメッセージをとおしてお客さまと会話する。
そんなイメージです。
紙に書かれたメッセージをとおした会話。
だから、上記で挙げたような「インパクトのある言葉」とか「目を止めるキャッチコピー」の視点で考えるのとは少し違うんです。
そこをあまりにも強く意識し過ぎると、かえって逆効果。
手書きPOPにあなたの心がこもらなくなってしまうから。
あなた(書いた人)の人柄がこもっていないメッセージ(接客トーク)には、お客さまは振り向いてくれません。
普段、接客しているときにあなたが話してくれるような内容に、お客さまは耳を傾けてくれるのです。
極端にいえば、普段お客さまに話している内容を手書きPOPに書けばいいし。
手書きPOPに書いた内容を話す。
ここは同じです。
ここができる内容こそが、お客さまに喜ばれるメッセージになってきます。
手書きPOPっていうのは、コミュニケーションのきっかけを創る。
そのためのツール。
だからこそ、POPに書くメッセージを考えることが、コミュニケーション力の向上につながってくるのです。
というわけで、今日は居酒屋店さんでブラックボードやメニューブックにつかえる筆文字の書き方をお伝えしてきます。
スタッフさんも書く楽しみを感じられるといいな。