手書きPOPに書くネタは、「人」を感じるものがイイ。
ずっとお伝え続けていることです。
先日、この僕の主張を裏付ける話に出会いました。
そもそも人間は普段どんなことを話ているのかというと、すべての会話のうちの70%以上は、誰かについての噂話だということが研究でわかっています。
(「頭は「本の読み方」で磨かれる」より)
最近よく読ませてもらっている脳科学者・茂木健一郎さんの書籍に書かれていました。
もちろん茂木さんは全然違う話のために引用された一文だったんですが、僕的には、「まさしくそうだ!」ってなりました。
人間は、モノやサービスより人に興味・共感しやすい生き物
手書きPOPを書くときっていうのは、そのPOPで紹介する商品の特長やメリットを書く。
これがよく取り入れられている一般的なPOPの書き方です。
書く側としても、商品のこだわりや特長を伝えたいと思う。
なので、手書きPOPに書かれるメッセージというのは、モノ(商品)中心の切り口で書かれることが多い。
だけど、お客さん側からするとモノの情報をいっぱい伝えられても、あんまりオモシロくないと思うんですよね。
というのも、モノの情報って今いっぱい溢れている。
だから興味が湧きにくい。
「うちの商品は、こんな所が優れているんです」
っていうメッセージは、手書きPOP以外にも販促物にいっぱい書かれてるでしょう。
だから、ここで「人」の視点っていうのが大切になってくるんです。
モノ(商品)の特長を人に関連させて伝える。
すると、モノを切り口にしたメッセージよりも興味を持ってもらいやすくなる。
手書きPOPに限らず、販促物をつくられるときにすごくカギになってくる考え方です。
昨日の直売所の方々を対象にした講演でも、このことを詳しくお伝えさせてもらいました。