今って、カタカナ言葉が多いですよね。
特に、ビジネスの世界というか、マーケティング用語にはカタカナが多い気がするのは、私だけでしょうか?
インサイト、エンゲージメント、セグメント、アップセル、クロスセル、ペルソナ、ロングテール…SWOT分析、4P分析、3C分析…。
最後のほうは、アルファベットも交じりましたけど…。
※ちなみにネットで調べると、「ビジネスでよく出るカタカナ言葉」を解説してくれるサイトあり、上記の言葉はそこから抜粋させていただきました。
本当に理解できているか?
「難しい話をしたり、カタカナ言葉をよく使う人は、ご本人がその意味を理解していない可能性が高い」
以前、ある方がおっしゃって、まさにそうかもなーと共感したことがあるんです。
カタカナ言葉って、ある意味ラクなんですよね。例えば、職業柄、セミナーなど何かを伝える仕事をさせていただく機会が多いです。その際に、
- いかに参加者の方に理解していただくか?
- 腹に落としてもらえるか?
って、ポイントだと考えているんです。というもの、何を学ぶ。その後、いざ行動するときに、本当の意味で腹に落としきれていないと、行動につながりにくい。応用もしにくいと思うのです。
キャッチコピーって、なんですか?
たとえば、POP(ポップ)を学ぶと、「キャッチコピー」という言葉が出てきます。
キャッチコピーって、なんですか?30字で説明しなさい。
こんな問題が就職試験で出たら、あなたなら何と答えますか?(なんのこっちゃ!?ですが、考えてみてください(笑))
実は、POPを学ぶとき、ここって結構、肝だと考えています。実際のところ、セミナーや研修をさせてもらうとき、ここも丁寧に説明します。
なぜなら、キャッチコピーって、どんなこと(役割)なのか?
腑に落としていると、一つの型にとらわれず、アイデアや発想が柔軟になるからです。
事例にとらわれない
ちなみに、臼井が先ほどの問題。「キャッチコピーって、なんですか?」に回答するとしたら、、、
小学生の頃に書いた、読書感想文の題名。いわば、タイトル。お客さまが最初に見る、大事な部分。
といった説明をすると思います。※ちなみに、文字数を数えると、45文字。かなりの文字数オーバー。不合格ですね(笑)
セミナーや研修のなかで、POPの事例を紹介したりします。その際に、その事例をそのままコピーして、自分も同じように書こうとする方がいらっしゃいます。もちろん、うまくいった事例をまずはコピーする。事例の使いかたとして、アリだと思います。
一方で、事例にとらわれ過ぎると、継続しにくいというか。
本当の意味で腑に落としていないから、応用も効きにくい。
さらに進むなら、事例を起点に、ご自身の発想を膨らます。
新たなアイデアやあなたにしか書けないPOPをどんどん書けるようになっていく。継続しやすいだろうし、本当の意味での成果につながりやすいのではないでしょうか。
学びを行動につなげる訓練
話を戻します。
カタカナ言葉がいいとか、悪いとか…の前に。しっかり、言葉の意味を腑に落とす。自分の言葉で説明できるようにする。ただ知識として入れるのではなく、「つかえる」学びにして吸収してしまう。
その結果、学んだ内容が記憶に残りやすく、実践しやすくなる。
ちなみに余談ですが…セミナーや研修をしていると、このような場面がよくあります。
「臼井さん、今の話って、3C分析のことですよね?」
「〇〇(カタカナ)の話と同じですよね?」
参加者のかたが学んだ内容を、ご丁寧にカタカナ言葉に要約してくれる。そんなケースがたまにあります…(苦笑)
しっかり腑に落とせているか?あなたの言葉で言語化できるか?ご家族やお子さんがいらっしゃれば、説明してみる。学びを栄養に換える、一つの訓練になるかもしれません。
結局のところ、何のために学んでいるのか?っというと、人にもよりますが、知識を増やすため…より、成果を上げるため。さらに言うと、成果につながる行動を生み出すため。そんな風に個人的には感じています。