先日あるお店で研修をしていると、こんな質問をいただきました。
POPの台紙に関して、何か注意することはありますか?
売場に関する話をしたあと、POPの説明をしていたんです。
すると、役員の方から上記の質問をいただきました。
要は、手書きPOPの研修を受けた。
とりあえずは、POPを書けるようになった。
じゃあ、次は書いたPOPを売場に貼るときに、何か気をつけた方がいいことってあるの?
という現場において感じる、率直な疑問です。
もし仮に、現在あなたが手書きPOPを活用されているとして。
台紙に何か意識を払われていること、何かありますか?
まず、ここだけは意識したいPOPの「台紙」チェック項目
POPといと、多くの場合、書くメッセージで悩まれる。
そういう方が多いです。
もちろん、売れる?売れない?
に最も大きな影響を及ぼすのが、メッセージなのですが。
今日お話しする「台紙」も重要度の高いポイントだったりします。
売れるメッセージをマスターするのには、一定の時間がかかります。
ノウハウと経験が必要です。
しかし、台紙はそんな事はありません。
今日この記事を読んだら、すぐに売場で実践できます。
もちろん、コストもかけずにです。
じゃあ、POPの台紙に関して、どんな事を気をつければ良いのか?
3つのチェックポイントを挙げておきます。
1.サイズ
まず、1つ目のチェック項目は、台紙の大きさです。
あなたが書かれたPOP。
売場に並べたときに、そのサイズに「統一感」はとれているか?
ぜひ、チェックしてみましょう。
手書きPOPのメリットは、コストをかけずにできること。
なのですが、それがかえって逆効果になるのです。
例えば、とりあえず身の回りにある紙をつかう。
お店にあった色画用紙にPOPを書く。
とにかくメッセージに意識がいく。
…その結果、出来あがってPOPを売場に並べたときに、そのサイズがばらばら。
統一感なし。
結構よくあるケースです。
販売商品にも、
- 定番商品
- 重点推奨商品
- 季節商品…など
いろいろとあると思うのですが、その商品のタイプによってPOPの大きさを揃える。
少なくとも意識しておきたいです。
2.色
つづいては、POPの色です。
ここは何となくあなたもイメージ付くと思います。
先ほどはサイズの統一化の話をしました。
そう、次は色の統一です。
- 台紙
- キャッチコピー
- メッセージ…など
手書きPOPにも、色々と構成要素があります。
それらの要素の色に統一感を出す。
当たり前のようですが、意外と出来てなかったりします。
たとえば、
- POPのキャッチコピーは、赤色
- メッセージは黒
- 台紙は、白に黒を重ねる
という感じでルールをつくっておくのです。
3.配置場所
最後は、POPの置く場所です。
POPができた。
「さぁ、売場に並べるぞ」
となった時に、ぜひ意識してもらいたいのが、
どこにPOPを配置するか?です。
チェックポイント1.2.で統一感の話をしました。
この「配置場所」も同様です。
ただ闇雲に、POPを置きまくる、、のではなく。
ある一定のルールを決めるのです。
POPを置く位置は、
- 商品の右側
- 商品の右斜め後ろ
- 陳列棚の商品の前に貼りつける…など
お店での決まりをつくるのです。
「そんなん、どこに貼っても良いやん」
「いちいち考えてたら、時間がもったいないで」
となりがちなんですが、配置場所にあなたの意識を1ミリでも向けるだけで売場の統一感って変わってきます。
お客さまの売場の見やすさ。
商品の選びやすさ。
お店のイメージに多大な影響を及ぼします。
…以上、
- サイズ
- 色
- 配置場所
今すぐできる手書きPOP「台紙」、3つのチェック項目についてお伝えいたしました。
今日の話いずれも、無料でできる事ばかりです。
つかうのは、ちょっとした意識と労力と時間だけ。
せっかく書いたあなたのPOPを少しでも成果につなげたいですよね。
でしたら、今日から24時間以内に実践されてみましょう。