怖くてオススメできない店員

 

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従業員育成の現場に立つと、 よくこんな話を耳にします。

 

それは、

「オススメをしても、それがお客さまの好みに合わなかったら?」

「お客さんに怒られない?」

という心配です。

 

例えば、あなたの従業員さんが良いと思った商品をお客さまにオススメするとしますよね。

  • その商品がお客さまの好みと合わない、、、
  • お客さまが満足できなかった場合、、、

その結果がお店にマイナスになるのでは?

という不安です。

 

実は、この話は決して他人事じゃなくて。

僕も産直店で働いていた時に同じ体験をしました。

オススメできない店員

ある一人の女子高生のアルバイトの子がいたんです。

スタッフの中では、接客のうまい子でした。

(人によって得手不得手の分野があったけど、その子は人に接する、そんな仕事が得意だったんです)

 

ある日、その子(Hちゃん)がバックヤードで作業をしていた僕にこんな事を聞いてきました。

「お客さんにオススメの生産者さんを聞かれたんですけど、どなたがオススメですか?」

って。

っで、僕は彼女にこう伝えました。

 

「あぁ、そうか。俺のオススメの人は●●さんやけど、、

でも、あれやで。

Hちゃんの自分のオススメの生産者さんがいたら、それもお客さんに言いや。

ちゃんとそれも伝えーや」

そんなことを言いました。

 

彼女は一瞬、目を丸くして、きょとんとした様子でしたが、しばらくすると、

「わかりました」

そう言って、バックヤードから売場へ走って出て行きました。

常連さんの忘れられない言葉

実は、このアルバイトのHちゃんに言った言葉の裏には、僕自身の忘れられない出来事が根底にあるんです。

 

ある日、常連のお客さまから(来店の際には世間話もするくらい仲の良い)こんなことを言われたんです。

 

「私はね、お兄さんのオススメを聞きたいのよ。

臼井さんが良い、ってお勧めできるのを教えてもらえる?」

 

…お客さまの好みに合うような、

…お客さまが満足するような、

…無難な

 

そんな返答を必死で探していた僕の心を見透かしたように、お客さまは言いました。

従業員さんにお伝えいただきたいこと

「お客さまはあなたの言葉を待っているからね」

ぜひ、この言葉をあなたの従業員さんにもお伝えいただけないでしょうか

(いらっしゃらない場合は、あなたご自身へ向けて)

 

これは、クライアントのお店でも、従業員さん、そして店主さんによくお伝えする言葉です。

「オススメを伝える」

この行為の先には、仕事の悦びが待っています。

 

あなた(従業員さん)がオススメを伝えると、その言葉を通じて、

  • 満足してくださる
  • 喜んでくださる
  • 感謝してくださる

そんなお客さまに出逢えます。

そして、この経験こそが、

「あぁ、今の仕事をやっていてよかった」

自分の存在意義を実感できる、 仕事に悦びを感じられる瞬間でもあります。

 

スタッフさんが生き生きと働いているお店は、強いです。

買い物をしていても、気持ちがいいです。

お客さまが集まるお店になる。

僕はそう信じています。

 

そのためにも、従業員さんお一人お一人の「個性を活かす」。

そんなお店づくりをしていきたいですし、

そんなお店が増えるといいな、そう願っています。

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ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。