お店の雰囲気にあったPOPをどう作れば良いのか分かりません…

お店の雰囲気にあったPOPをどう作れば良いのか分かりません…
販売先のお店によって、POPを使い分けた方がいいのでしょうか?

ご相談を頂きました。
この方は、食品メーカーの方です。

自社の商品をお得意先へ卸されている。
小売店さんが中心です。
ただ、お得意先さんによって、お店の雰囲気が違う。
お洒落に売場をつくられている雑貨店もあれば、そうでない産直店のようなお店もある。

そんな場合、

「手書きPOPはどうすれば良いのか?」
「いくつかのパターンのPOPをつくった方が良いのですか?」

というご相談です。

お洒落なPOPが良いわけじゃない

まず、最初に知っておきたいことは、

「手書きPOPは、お洒落なものが良い」

という概念は捨てることです。
こんな事をいうと、気を悪くされるかもしれません。

ただ我われが手書きPOPをつかう理由、
それは勿論、あつかう商品やサービスが売れること、ですよね?

『商品が売れるPOP』=『お洒落なもの』

とは、一概に言えません。
まずは、ここを誤解しないようにする必要があります。

今回の冒頭の方はそうじゃなかったのですが、結構ご相談を受けていてよく感じる事があるんですね。

「センスの良いPOPが書けません…」

というお悩みでPOPが書けなくなる。
このお気持ちは、すごく理解できるんですよ。

お店に貼って、お客さまに見て頂くPOP。

やっぱり格好の良いものを置きたい…
ださいPOPを置くと恥ずかしい…
お店の印象が悪くなる…

といった感情が働くものです。
ただやっぱり、ここで思い出して頂きたいのは、

『何のためにPOPを書くのか?』

というPOPの目的です。
ここを見誤らない限り、POPで成果を出す、
というのは、そんなに難しくありません。
やり方さえ、きちんと学べば結果は出ます。

POPの原点

例えば、魚屋さんのPOPってご覧になった事がありますか?

POPという言葉は、おかしいのかもしれませんが、あの札っていうのでしょうか?
新鮮な魚の横に立てられた、発砲スチロールみたいな素材の札。
その札に、色々とマジックで書かれていますよね。

『地物!沖獲れカマス 1尾250円』

とか、書かれていますよね。
あれ、結構好きなんです。

文章自体は、そんなにボリュームいっぱい書かれていませんが、あれを見るだけで感じるものがありませんか?
「活きの良さ」みたいなのが、あのた札から伝わってきませんか?

あと、最近は少なくなったのかもしれませんが、八百屋さんもそうです。
段ボールの裏に、

『高知県中土佐町 朝どれいちご 1パック450円』

とかマジックで書かれたPOP。

あれも伝わってくるものがありませんか?
マジックで書かれた字の勢いから、新鮮感とか産直の感じを個人的には感じます。

お店の雰囲気にあったPOPをつくる

一方で、これら魚屋さんや八百屋さんのPOPが良いからといって…
お洒落な雑貨屋さんに持って行って通用するか?

というと、それは明らかに違いますよね。

あの活きの良い感じが、雑貨屋さんに必要か?
というと、そうじゃありませんよね。

もの凄い極端な例ですが、やっぱりお店にはそのお店に合ったPOPがあります。
そのお店の雰囲気にあったPOPがあると思います。

今回のような卸販売をされていて、お得意先さんで商品を販売されているのなら…
その先方さんのお店の雰囲気にあったPOPを作ってあげる。
これが1番の理想です。

時間と手間がかかりますが、これが1番です。

ただ、ここで1つ問題もあって。
POPの事をあまりご存知のない、学ばれていない得意先さんになると、

「どのようなPOPが売れるのか?」

を押さえられていない可能性があります。
あなたが折角このブログやこの『書籍』を読んでPOPを書かれた。
そして、お得意先さんへ商品と一緒に納品された。

「いや、そんな文章がゴチャゴチャのPOPは要りませんよ…」
「お客さまは読んでくれませんよ…」

となる可能性も大いにあると思います。
そのような時は、結果で示してあげて下さい。

実際にPOPを置いて、商品の販売量を増やす。
その実績で、あなたのPOPの価値を証明してあげて下さい。

POPがお店の個性、ウリになる

うまくいくと、あなたの手書きPOPが、お店の個性になります。
あなたが書かれたPOPを楽しみにお客さまが現われます。

「あなたがこのPOPを書かれているのですか」
「いつも、こちらのPOPを楽しみに読ませてもらっているんですよ」
「ほんとお人柄が伝わってきますね」

といった言葉をかけて頂けるようになります。
そしてその言葉を頂いた、あなたとしたら…嬉しいですよね?

きっとPOPをもっと書きたい、
もっとお客さまにPOPを書いてお勧めしたいという気持ちになるはずです。

これがPOPを使ってお店に生まれる好循環の仕組みです。

…話が少し逸れました。
もう一度まとめます。

「お店の雰囲気にあったPOPをどう作れば良いのか分かりません…
やっぱり販売先のお店によって、POPを使い分けた方がいいのでしょうか?」

この答えは、イエスです。
商品を販売するお得意先さんのお店の雰囲気が違うのなら、それに合わせてPOPをつくる。
これが1番の理想です。

ある程度、何パターンか準備しておくと便利かもしれません。
お土産店用、お洒落なお店用…といった感じです。

あなたのPOPの価値を、結果で証明してあげて下さい。
ここで学ばれているあなたは、他の方とは違います。
『売れるPOP』というのは、どういうものか?
ある程度、認識されていると思います。

自信を持って書いて下さい。
そうすれば、結果もついてきますので。

手書きPOPの書き方極意

ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。