達かな達かな白楽天
当の詩人、白楽天が高齢で退官したときの詩のなかで、、、
こんな言葉を最後につづっているそうです。
「達」には「通ずる」「よい。よろしい」などの意味があり、
名利を求めずに生きてきた自分に納得し、自分をたたえる。この詩は白楽天のこれまでの全人生に対する賛歌だといえます。(下定雅弘著 白楽天より)
今朝の高知新聞(小社会)に書かれていました。
僕たちって、どうしても自分に対して厳しいところがある。
何かをやって上手くいかない。
そんな時、あそこで●●しなかったからだ。
つい、自分を責めてしまう。
そんな傾向を持ちがちだと思うんです。
だけど、この白楽天の言葉にあるように、
「達かな達かな」
と自分に声をかけてあげる。
「今週も1週間よくやったよね。
ゆっくり休んでまた来週から全力ですすんでいこうよ」
みたいなね
そんな言葉を自分にかけてあげる、せめて日曜日くらいはね。
そんな心持ちになりたいな、そんな風に今朝新聞を読みながらふと思っていました。
というわけで、今日は日曜日。
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もう負けました。
大阪梅田のとある服屋さんでのこと。
まんまと店員さんの思惑にハマってしまいました。
分かってはいたけど、、、その通りにね。。
…スーツ姿の男性。…小さなお子さんの手をひくお母さん。
前から後ろからも、バンバン人がすれ違う。
「さすが大阪やね、高知とは違うねぇ」
なんて思いながら、ようやくたどり着きました。
今日の舞台は、ここ大阪グランフロントです。
レジカウンターから出てきた店員さん
入口の自動ドアをくぐり、目の前のエスカレーターへ向かう。
そのまま4階へ。
目的は、オンラインショップでもよく買う服屋さん。
お店に来るのは初めてだけど、場所はスグに分かりました。
エスカレーター降りてすぐに、お店の看板が見えた。
少しドキドキしながらお店に入る。
一人で服を買いに行くときには、いつも感じるこの緊張感。
お目当てのチノパンはすぐ見つかりました。
5色陳列されていたけど、色もすぐ決定。
1番つぶしの利くベージュ。
事前にネットで確認していました。
「人気のパンツです。こちらの色は新色なんですよ。」
レジカウンターから出てきた店員さん。
僕は軽くあいづちだけ打って、
「これ、試着させてもらえますか?」
とお願いしてみた。
というのも、時間がなかったから。
高知へ戻るため伊丹空港に向かわなきゃいけなかった。
すると、店員さんがたたみかけてきた。
「今、2点ご購入されると15%オフになるキャンペーンをやっています。
3点で、20%オフです。他にいかがですか?」
店員さんの思惑は現実に、、、
ある意味、予想どおりだった。
僕も、事前にこのキャンペーンは確認していた。
はじめはスルーするつもりだったけど折角だから、とSALEコーナーの棚から1枚のシャツを選んだ。
…チノパンとさっき選んだシャツの試着が終了。
ここから店員さんの真骨頂。
本領発揮です。
「パンツの裾の長さを調整するのにお時間をいただきます。
少しお時間をいただけますでしょうか?
3点で20%オフにもなりますので、もしよかったら何かご覧になられてみませんか?」
と声をかけてきた。
「きましたね、お姉さん。
予想どおりですよ、そのセールストーク。」
僕は思わず心のなかで呟いちゃいました。
まぁ、どちらにしても裾合わせに時間がかかる。
売場を見てまわろうか、と。
…ウーン、ジャケットはあるしね。
パンツも、今買ったとこ。
セーターは、これ以上要らないよね。
そんなに広くない店舗内を行ったり来たり往復していると、1枚のカットソーが目に留まりました。
紺地に赤のストライプの柄。
デザイン的には、僕のお気に入りの感じ。
「うーん、どうしよう。。
見た目的にはイイ感じだけど、、、まだ買う!?」
ハンガーに掛けられたカットソーの前で迷っていると、店員さんがやって来た。
「気になられるモノがありますか?」
「ハイ。」
「…もう1枚、これもいただきます!」(半笑いの僕)
もう負けたわ。
あなたの言うとおりになったよ。
半分、観念した顔が笑いになってカットソーを渡すぼく。
…結局、3着買ってしまいました。
…店員さんの思惑どおり、20%OFFキャンペーンを受けるために。
利口なことは不利
・以前、やってうまくいかなかったこと
・誰かがやって失敗したと聞いたこと
これらに、僕たちは敏感です。
せっかく新しいことを思いついても、
「こんなのやっても一緒じゃない!?」
つい、先回りして結果を予測。
アイデアを過小評価。
「こんなことしても、うまくいかないよ」
と、ついブレーキをかけてしまうこと、多くないでしょうか?
「時には、知識が成果を遠ざけることがある。」
以前なにかの本で読んだ言葉ですが、まさにこの典型だと思います。
すごい斬新じゃなくても、、、
以前に聞いたことのあるアイデアでも、、、
実践すると、案外思っていた結果と違う。
成果につながること、あるのかもしれません。
「3点で20%オフにもなりますので、もしよかったら何かご覧になられてみませんか?」
典型的なセールストークだけど、まんまと応じるお客さまもいるんです。
そう、今回のボクのように。
時には、あまり利口になり過ぎるのも、、、かもしれないですね。
■追伸:
残席も残り少なくなりました。夜の部、3名で締め切りです。
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・4/20(水)東京(夕方の部:満席)