「うちは、特にかわったコトしていないから、、、」
「かわったモノ売っていないから。
だから、何を伝えればいいのか分らないんです、、、」
これって情報発信における、よくある悩みだと思うんです。
例えば、電器店。
「うちのお店では、こんなテレビ扱っているんです」
と伝えてみても、そのテレビは他の電器店でも売られてる。
おまけに大型店に行けば、そっちの方が価格は安い。
・・・結果、
「どんな情報を発信したらイイのか分らない。
いったい何をお客さんに伝えたら、、、?
商品のことを伝えても、他のお店で買われるだろうし。」
悩んでしまいます。
スーパーとかでもそうだと思うんです。
自分のお店で取り扱っているモノは、ナショナルブランドのモノ。
どこのスーパーへ行っても売っているモノが中心。
「お客さんに何を伝えたら、、、?」
となってしまう。
「手書きPOPに何を書いたらイイのか分からない、、、」
今の時代、扱う商品やサービスで他店と差をつける、っていうのは、すごくしんどいと思うんです。
自店だけ特別な商品やサービスを扱っている。
そういう情報を発信して、お客さんに魅力を感じてもらう。
そういうことがデキたらいいんだけど、これはなかなか難しい。
あと、価格もそう。
価格で他店と差をつけられたら良いけれど、中々できない話。
・・・商品力や価格でお客さんに訴求できない。
だとしたら、いったい何を伝えたら?
どんなことを発信したらいいのだろうか?
・・・それはやっぱり、「人」の部分だと思うんです。
やっぱり、「人」を伝えることだと思うんです。
だって、「人」って、商品やサービスと違って、人それぞれ異なっているから。
電器屋さんの田中武さんは、お一人しかいないし。
パン屋さんをしている吉田麗子さんも、他にはいない。
唯一の存在だと思うんです。
商品やサービスと違って、あなたの存在は唯一
商品やサービスだと、他店で類似品が売られている。
だから発信する情報を特別なモノしなきゃ、っていう考えに自然となる。
お客さんの目に留まるように情報を特別なモノにしなきゃ、って考える。
そして、それが発信することのプレッシャーとなってしまう。
・・・っで、発信できない。
そんな循環って、あると思うんです。
だけど、人の情報は独自性をつくりやすい。
僕はそう思うんですね。
というのもね、さっきもお伝えしたように、人って存在しているだけで他の人と違うでしょう?
伝える情報に、小細工する必要なんて何にもない。
その「人」のコトを伝えていれば、その情報は他のお店では発信できない情報になっている。
自店独自の情報になっているから。
「・・・他所と違うっていところを見せなきゃ」
って思うから、どうしてもしんどくなると思うんです。
ありのままを伝えることができたら、情報発信もすごく楽になるはずです。
他店のことを気にすることなく、そのまま伝えれる。
きっと楽だと思います。
そして、その情報(人に関する)は、お客さんにもウケやすいはずだから。
「何を伝えればいいのか分らない」
そう思ったら、迷わず人の情報を伝えてみてはいかがでしょう。
商品やサービスに、人の情報を絡めてみる。
僕はそんなことを生産者さんから学ばせていただきました。
トマト、ニンジン、キャベツ、生姜・・・。
「つくられるお野菜」は同じような括りになってしまうけれど、「つくられる人」は皆さん違いますからね。