手書きPOPには、いろんなテクニックがあります。
最たるものの1つが、キャッチコピーですよね。
インパクトのある言葉で、お客さまの目を留める。
足を留める。
興味を持ってもらう。
手書きPOPには欠かせない、非常に重要なポイントの1つです。
…ただ、このキャッチコピーも大切なんですが、
現代のような「情報」が溢れる時代に、忘れてはいけない教訓が1つあります。
「人柄」を伝えることが1番
ということです。
手書きPOPを通じて、あなたの人柄を伝える。
手書きPOPを読んだお客さまが、あなたの人柄を感じる。
手書きPOPから、あなたの「存在感」を感じる。
ここが、何にも増してカギになってきます。
冒頭でも書いたように、現代は情報が溢れている、
よく言われていますよね。
例えば、総務省のある調査では、ネットを関したデジタルデータは2011年から2020年で40倍になるといわれています。
2010年:9,880億ギガバイト
2020年:40ゼタバイト(見込み)
ギガバイトとか、ゼタバイトとか、、、言われても正直なところ、いまいちピンときにくい?
その通り!
僕も何のことか、いまいちピンときませんが(笑)
まぁ、このデータから分かるのは、とにかく情報量が桁違いに増え続けているということです。
そして、もう1つここで言える、今日のポイント。
それは、【流通情報量】は、桁違いに増え続けている。
一方で、僕たちの脳がキャッチできる【消費情報量】は、変わっていない。
っていうことです。
僕たちのまわりに流れる情報量がいくら増えても、脳は一気に発達しない。
今まで通りの情報量しか、処理できないわけですよね。
【流通情報量】≠【消費情報量】
ここのバランスがおかしいわけです。
そこで、僕たちの脳がどう反応するか?
不必要な情報は受け取らない。
関係ない話は、無視。
スルーする、っていうことじゃないでしょうか?
どこにでもあるような情報や話に、いちいちエネルギーをつかいたくない。
そう思いますよね?
他所のお店でも見覚えのある手書きPOP。
そんなメッセージを見ても、興味を示さないですよね?
立ち止まって、読もうと思わないですよね。
ここが1つのカギになっています。
キャッチされる「情報」とは?
情報はいっぱい溢れてる。
お店もいっぱい情報を出している。
商品に関するメッセージもいっぱいある。
僕たちの脳は、もうお腹いっぱいの状態です。
何が必要な情報で、何がいらない情報なのか?
判断しきれない状態になっているのではないでしょうか?
そこで、僕たちの脳が明確に判断する答えの1つ。
「他店でも見たことのある、同じような情報はいらないや」です。
いくら、キャッチコピーが優れていても、、、
他店でなんだか見憶えあるぞ。
となってしまっては、脳がそのメッセージを受け取ってくれない、っていうことです。
今、僕たちの脳が1番求めているのは、
「発信者」の人柄(存在感)が伝わるメッセージです。
「あぁ、これは、●●さんがオススメしてくれているんだ」
と感じることができるメッセージ、というわけです。
インパクトのある言葉で、お客さまの目を留める。
足を留める。
興味を持ってもらう。
手書きPOPにとって、重要な要素です。
ただ、これってどこかで見たことのあるメッセージだよな、と判断されないためには?
どんな情報を伝えていけばいいのでしょうか?