つい先日、1週間前くらいのこと。
その日は、妻が誕生日をむかえる5日前です。
娘とあるパン屋さんへ行って来たんです。
翌日に食べるパンを買う、
…それにプラスして、妻の誕生日ケーキを買う。
そんな「目的」を達成するために。
ちょうど、その日は娘が病院へ行く日でもあって。
その病院の近く、歩いて3分のところにパン屋さんがありました。
「あしたのパン、買う?」
娘に訊いてみると、
「うん、買いに行く」
とのことで、娘の診察が終わったあと寄ってみたんです。
(ちなみに、僕は無類のパン好きです。大阪時代に休日の楽しみは「パン屋さん巡り」でした)
お店に行く途中、僕は1つ思い出したことがあり、娘に訊いてみました。
「あっ、そういえば、ここケーキも売ってるで。
あかあさんの誕生日ケーキも見てみる?」
「うん、そうやね。見てみる」
と娘。
「おいしいかどうかは、分からんで。買ったことないから」。
こんな会話をしながらお店に到着。
自動ドアが開くのを待って、お店の中へ入ってみると。
右手に、パンコーナー。
プレートに並べられたパンがいくつも並んでいます。
そして左手には、ショーケース。
ケーキが並んでいます。
そして、よーく見ると、1番上の段には、ホールのケーキも並んでいます。
それを確認した後、
「…まずは、パンを買っとこう。先、こっちね」
と言いながら、娘の手を引きパンコーナーへ。
明日のパンを5つを選ぶ。
ショーケースを横目で眺めながら、レジへ。
パンをレジ台に置くと、気がつきました。
そのレジ台の脇にあるショーケースの上に、「バースデーケーキ」のメニュー表(写真付)が飾られていました。
「あったね」
そう言って、娘が見やすいようにメニュー表を傾けて見せました。
「モンブランもあるで」
「ほんまや」
娘は興味津々に見てました。
「どうする?ここで注文させてもらう?」
娘に訊いてみると、彼女はうなづきました。
「どれにする?…やっぱりモンブラン?」
「うん」
無事、そのパン屋さんでモンブランの5号を注文。
「このことは、おかあさんには内緒やで。
ぜったい言うたらアカンで。ひみつやで」
「…うん、わかった」
しっかりと娘の口止めをして、お店を出てから駐車場まで歩いたのでした。
…その日の晩のこと。
娘とリビングでくつろいでいると、
「あっ、●●●ベーカリー行ってたん?」
さっき娘と買ってきたパンに気付いた妻が、訊いてきました。
「うん、病院の近くやったから明日の買ってきた」
答える僕。
すると横から、娘がひとこと。
「誕生日ケーキは、買ってないで。
モンブランは頼んでないで。」って。
(・・・あちゃー( ̄、 ̄=)
言うまでもなく、僕と妻は、目を見合わせて苦笑いしたことでした。
手書き販促物は、人柄の伝わるもの
僕たちがつかう、手書きPOP。手書きチラシ、ニュースレター。
これらは、僕たちがあつかう商品を売るためのものです。
商品やサービスの価値をお客さまに感じてもらうために書いていますよね。
ただ、ここで1つ忘れないでいたいこと。
僕たちがつかう手書き販促物。
これらは、モノやサービスを売ることが目的です。
…ただ一方で、それらは販促物はコミュニケーションツールの役割も兼ねているという事。
- お客さまとの会話のキッカケをつくる
- お客さまにあなたの人柄を感じてもらう
- あなたのお店のスタンスを伝える
そのためのツールでもある、っていうことです。
あなたの人柄が伝われば、お客さまはあなたの話に耳を傾けてくれるようになります。
お店のスタンスを理解してもらえれば、商品への信頼度は高まります。
信頼度が上がれば、あなたへ話しかける(心理的な)ハードルは下がります。
お店でのお客さまとの会話が増えれば、その分、商品について訊きやすくなる。
結果、商品のことをより知ってもらえる。
そんな機会が増える。
ということです。
…娘のひとこと。
「誕生日ケーキは、買ってないで。
モンブランは頼んでないで。」
これっていうのは、まさに娘の(子どもの)キャラを感じさせるひと言でした。
…らしい発言でした。
結果、娘への愛着をより感じました。
そして、笑けました(゚ペ)
あなたが創られている販促物。
そこからお客さまとの会話につながったこと、ありますか?
あなたの人柄を感じてもらうには、どんな内容を手書きPOPに書けばよさそうでしょう?