「えっ、そんなにこだわっていらっしゃるんですか!?」
先日、ある飲食店さんで僕が発した一声です。
以前からお店の存在も知っていた。
お店の前もよく通っていた。
(一度だけど)お店を利用したこともあった。
…だけど、だけど、
そんなにもこだわったお料理を出されていること、全然知りませんでした。
小規模店の店主さんには職人タイプが多い?
毎月、さまざまなお店の方々とご縁をいただいて感じることなんですが、
店主さんには、ある一定のタイプの方が多いよな、
そんな風に思うことが多いです。
「職人気質タイプ」、
この方がすごく多く感じるのです。
すごくザックリとした分け方で恐縮なんですが、特に個人店や小規模店の場合はそのように思うんです。
例えば、どういう感じか?
飲食店さんにたとえて言うと。
お店で出されているメニュー。
そこで使用する材料は、ものすごくこだわっている。
- 地元産のモノのみ使用
- 化学調味料はいっさい使っていない
- 多少高くても良いモノを求めて、県外から仕入れている
- 仕込も、同業店の倍の時間をかけている
- 店主さんが納得した(自分が食べたいと思える)モノしか提供しない
といった感じ。
でね、この職人気質の店主さんは、良い商品をつくられる。
品質の優れた、こだわったモノを開発される。
ここに、ものすごく長けていらっしゃる。
ただ一方で、苦手にされていることもある。
「伝える」ことが苦手。
ここにあまり力を入れられていない。
そんな風にも感じます。
お店のスタンスにもよりますが、、、
「こだわりも伝わってこそ」だと僕は思うのです。
- 発信する
- その(こだわっているという)情報をお客さまにキャッチしてもらう
そこで、ようやくその商品の価値が生まれる
そう信じています。
「なかなか時間をとれない、、、」
「わざわざ伝えるなんて恥ずかしい、、、」
「他所もやっている当たり前のことだから、、、」
いろいろな理由はあると思います。
ただ、伝えないとお客さまには伝わりません(当然のことですが)。
そして、伝えても伝わらないことが多いのが現実です。
伝えた情報量のうちのどれだけを、お客さまがキャッチしてくれるのか?
というハードルも立ちはだかっています。
いずれにしても、伝えるという行為なくしてスタートはありません。
お客さまとの出逢いはありません。
新しいお客さまとの物語は始まりません。
手書きPOPでも、チラシでも、、、
あるいは今お見えになっているお客さまへニュースレターを手渡しする。
何かアクションを起こすことで、新しい物語が始まるのではないでしょうか?
…冒頭の話から少しズレましたが、せっかくなされている「こだわり」。
そちらをご存知じゃない(見込みの)お客さまも多いはず。
「伝える」という行為をどんどんしていただきたいな、と思っています。
そして、僕もそのお手伝いをしていきたい。
先日、サポートに伺った帰りにこんなことを考えていました。