来月、高知県の大学で授業をする機会をいただいているんですね。
県立の農業大学校で、手書きPOPを通じて「売る」ということを学生さんに学んでいただきます。
でね、そんなことを考えていたら、ふと思い出したことがありました。
実は以前にも、大学生さんの前でお話をさせてもらったことがあるんです。
以前、僕が大学生さんの前で話をさせてもらったときのこと。
それは僕が20代、大阪の産直店で働いていた当時のことです。
…あっ、その前に。
今日は手書きPOPの話ではないです。
僕自身が考えていること。
特に、「仕事」に対しての話になります。
あまり興味のない方は、今日はスルーしておいてくださいね。
さて、話を戻します。
就職を控える学生さんたちに、
「「販売業」という立場から「就職(仕事)」について話してほしい」
とお話をいただいたんです。
それが当時の僕にとっては、「仕事」についてを見つけるいい機会になりました。
今から10年以上前~2005年に行った飛騨高山(…若い)
思わず答えに詰まった「衝撃的な質問」
そんな20代の当時、大学の先生からこんな質問をいただいたことがあります。
臼井さんは、ものすごく仕事を楽しまれているように見えるんですね。
…ただこんなこと言うとアレなんですけども。。
条件的には、けっこう厳しいと思うんです、
お休みも少ないでしょうし、お給料も。
だけど臼井さんのお顔を見ていると、ほんと活き活きしたいい顔をされている。
どうしてなんですか?
もう10年以上も前の話なので、うろ覚えなのですが。
先生が僕に訊きたかったこと。
それを要約すると、、、
お休みも少ない。お給料も高くない。
なのに、どうしてそんなに楽しそうに仕事をしているのですか?
ズバリ過ぎる!
あまりにもストレートな質問過ぎる!
僕も思わず返答に詰まってしまうほど、衝撃的な質問でした(笑)
ただ僕自身、当時の産直店での仕事にオモシロ味を感じていました。
それまで2度転職していて何をやっても続きそうになかった、
そんな自分にとって心身ともにエネルギーを注ぎ込める。
たとえ、休みが月に3日しかなくても、、、お給料が少なくても、、、心から夢中になれる。
そんな仕事でした。
っで、前述の先生の質問には、こんな返答をしました。
僕ね、思うんです。
まわりの友達で僕より条件の良い仕事をしている人間は、いっぱいいると思います。
だけど、今の僕のこの気持ち。
こんなに楽しく働いている姿を見たら、たぶん羨ましがると思います。
って。
すべての仕事の共通点
今さら僕が伝えることでもないんだけど、
「自分が役に立っている」
「自分が何かしたことで、まわりの方に喜んでもらえる」
この気持ちを感じられるときに、悦びを感じますよね。
自分存在価値を感じられるというか。
そして、日々の仕事のなかに上記のような気持ちを感じられる。
そんな機会があれば、それは最高の仕事になりますよね。
まさしく、天職ともいえるような。
20代の当時の僕にとっては、産直店でお客さまに喜ばれることが最高の仕事でした。
- お店のなかで、お客さまと話す
- オススメした商品について、お客さまに喜んでもらえる
- お客さまのご家族の話や仕事の話をする
- 一緒に働いていたアルバイト・パートさんとの時間
それらがすべて、僕の悦びにつながっていました。
世の中にはいろんな仕事。
いろんな商品、サービスがあるけれど。
根本のところは、一緒なのかなって思います。
その仕事や商品・サービスをつうじて、ご縁をいただく方に喜んでもらう。
それが、仕事の悦び。
自分の悦びにもつながってくるんじゃないかな、と思っています。
今度の農業大学校での授業の趣旨とは違うけど、こんなことを学生さんにも感じてもらえたらな。
そんなことを考えていました。