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コミュニケーションや伝え方を学ぶと、あなたの商品の強みや魅力も見えてくる

高知県立農業大学校でのPOPの講義
2019年の講義のあとに生徒たちと一緒に

高知県にある高知県立農業大学校で講義でした。

かれこれ、5年以上(いやもっとかな…)ご縁をいただき、講義をしています。内容は、「販売」であったり、「市場外流通」であったり、「コミュニケーションの伝え方」であったり、、。農業とは直接関係のない部分で、生徒たちと一緒に学ぶことも多いです。

農業に限らず、ある程度どんな分野でも、コミュニケーションって、仕事をしていく上で、日々過ごしていく上で欠かせない要素の1つじゃないでしょうか。

コミュニケーションのチカラ

たとえば、農業の仕事に就く。自分がつくった農産物を販売する。直で消費者に販売していく場合もあれば、取引先へ営業するケースもある。その際に、自分のつくった農産物を商品として、選んでもらう必要がある。

じゃあ、そこでどんなことを伝えるんだ?

どうすれば、自分がつくった農産物を相手(取引先)に選んでもらえるのか?

「伝える」「コミュニケーションする」という行為は必要になってくる。というか、コミュニケーションができた方が相手に魅力は伝わりやすいですよね。

どっちを選ぶ?

たとえば、ご近所のスーパーの売り場に、2つのナスが並んでいたとします。

  1. なす:100円
  2. なす:250円

あなたがお客さまだったとしたら、どちらのナスを買いますか?

100円のなす?…それとも、250円のなす?

一般的に考えてみて、多くのかたは、①100円のなすを選ぶのではないでしょうか。理由は、価格が安いから。あなたはどっちを選びましたか?

じゃあ、ちょっとシチュエーションを変えます。

250円のなすは、あなたのおじいちゃんが作っていたとします。あなたがおじいさんの代わりに、スーパーの産直売り場に商品を出荷しに行きました。売り場になすを並べようとすると、他の生産者のなすは「100円」で売られている。

そのまま、売り場におじいちゃんの250円のなすを並べますか?それとも、なにか手立てを考えますか?

どうやって選んでもらうのか?

この話、セミナーなどでよくするんです。定番のワークです(笑)

1つ目の質問

「Q:あなたがお客だとしたら、100円のなすと250円のなす、どっちを買いますか?」

前述のとおり、受講者のほぼ9割がたが100円のなすを選びます。なかには、天邪鬼の方もいて、「値段の高いほうが美味しいかもしれない!」と言って、250円のなすを選ぶ方もいます。それはそれで、セミナーが盛り上がるのでOKです(笑)

2つ目の質問

「Q:あなたのおじいちゃんが250円のなすを作っていたとき、他の生産者が100円で売っていても、そのまま売り場に並べるか?」

ここでは、さまざまな意見やアイデアが出ます。ちなみに、あなたならどんな手立てを考えますか?(それとも、まわりが100円だとしても、そのまま売り場に陳列しますか?)

コミュニケーションを学ぶと、強みも見えてくる

ちなみに冒頭の話にもどると…、

先日、高知県立農業大学校では、「どうやって、自分の学校をPRするか?」「大学の入学希望者を増やすには、どんなことをするか?」を生徒たちと一緒に学びました。

結局のところ、これも先ほどの話と同じ。

どっちの商品を選ぶのか?
どっちの大学を選ぶのか?

さまざまな選択肢があるなか、相手に選んでもらうには、何をするか?何を伝えるか?

コミュニケーションや伝え方を考えていくと、色んなことが見えてきます。

自分の商品の『強み』であったり、他の選択肢との違い。選ぶ側のひと(お客さま)は、「どんな希望を持っているのか?」「どんな部分に不満を感じているのか?」など。

そういう意味でも、コミュニケーションや伝え方を学んでいくと、いろんなことが学べます。

社員2名の小さなお店の大逆転

社員2名、売場面積30坪。周囲は全国規模の競合がズラリ。ずぶの素人が、小さなお店で販促費ゼロで起こした奇跡とは…?その秘密をこちらで公開しています

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。