以前、会員さんの売上が1桁増えました。
これまでの取り組みに
新たな視点を加えたことで
売上が約1.7倍になりました。
売上の『桁』にゼロが1つ増えました。
同じ商品であっても、
「売り方を変えれば
売れ行きは一変するな」
実感した事例でもあります。
その会員さんは大手メーカーの
フランチャイズ展開をされる女性でした。
これまでもチラシを撒いたり、
顧客へ向けてお便りを書いてみたり、
様々取り組まれていました。
ただ望むような結果を
得られていなかったんですね。
そんな時にご縁をいただき
一緒に取り組むことに。
まぁ、様々取り組んだのですが
中でも顕著に記憶に残っているのが、
チラシを使った販売の仕組みです。
実はこれまでその会員さんは
メーカーから支給されたチラシを
顧客へお送りしていました。
そして残念ながら
結果につながっていませんでした。
そこで毎月スカイプ(ネット電話)を
していましたので、相談しながら
チラシ販売に着手することになりました。
というのも、その会員さんは
インターネットが苦手。
地域の方々をお客さまにしている。
お客さまも比較的年配の方が多い。
アナログ販促の仕組みが合う
条件が揃っていたからです。
…余談ですが、ご縁をいただく
会員さんの7~8割の方は
ネットを苦手とされています。
あと出来ればガリガリ売り込みたくない。
「お客さまとの関係性を土台にした
販売の仕組みをつくれたら…」
と望む方が多いんですね。
これはご縁を頂く会員さんの
共通点でもあります。
今回の女性の方もピッタリで、
・ネットを使わないチラシ集客
・関係性を土台にした販売
に着手しました。
これまでメーカーから支給された
チラシをいくら撒いても
右から左へスルーだったお客さまが、
会員さんのチラシを心待ちに
してくれるようになりました。
「あなたが言うんだったら
これを買ってみるわ」
全幅の信頼を寄せてもらえるように
なりましたし、会員さんも、
「この商品はこのお客さまに
向いていないな」
と思ったら無理なセールスはしない。
目の前の売上だけでなく
長期的なスパンでお客さまとの
関係を考えられる。
心の余裕が生まれました。
ただ、くれぐれもここで、
勘違いして欲しくないのは、
「チラシに書いたらお客さまの心を
一瞬で釘付けにできる」
そんな魔法の言葉があると
思わないで欲しいのです。
確かに今回の会員さんは
チラシでの集客、販売法を確立したことで
売上が1.7倍になりました。
売上の『桁』も1つゼロが増えました。
しかし、それは決して
魔法のキーワードやフレーズを知ったから、
ではありません。
毎月、会員さんと一緒に
スカイプ(電話)でやり取りをした。
FAXで取り組みに関して何度も添削をした。
「販売していくためには
こういう事が必要なんだ」
根っこから腑に落とされて
実行されたからだと思っています。
とはいえ、取組み3か月も経たず
達成した成果でもあり、
私の心にも強く残っています。
商品を変えるわけでなく
売り方を変えただけで
売上が一桁増えた。
地域ビジネスでアナログ集客が
まだまだ通用する。
やり方次第なんだ。
という事を実感させてくれた
一件です。