僕が住んでいる地域(高知県)の特性がらか?
地方でご商売をされている方とのご縁をいただくことが多いです。
そして、多くの店主さんがこうおっしゃられます。
「わざわざ来てもらえるお店ににしたいんです」
「うちへ目がけて来てもらえる、そんなお店にしていきたい」と。
年々、地域の人口は減っていく。
イコール、それは見込み客の減少にもつながることで。
ただ待っているだけではお客さまは来てくれない。
店主の皆さんが痛いほど実感されています。
どうすれば、わざわざ来店してもらうお店になれる?
いきなりメインテーマに突っ込みました(笑)
ご商売をされていれば皆が目指すところの1つではないでしょうか?
他にも同業店がある。
だけど、わざわざアナタのお店を選んでやって来てくれる。
そんなお客さまに囲まれて、商売をする。
達成していきたいところですよね。
冒頭でもお話ししたように、地方の状況は厳しいです。
どこの町でも人口減の問題を抱えています。
そんな中、わざわざ来店してもらえるお店になるには、一体どうしたらいいのでしょうか?
「…ご存知でしたら、教えてください!」
と言いたいところですが(笑)、今日は僕なりの意見を2つお話しします。
1.モノでの差別化はむずかしい
まずは、ここが挙がるのではないでしょうか。
販売している商品を、お客さまに選ばれる要因にする。
これっていうのは、かなりハードルが高い1つだと考えています。
要は、
- 「これは、うちにしか売っていない商品ですよ」
- 「他店では手に入りませんよ」
- 「だから、うちへ来店してください」
という理由を打ちたてて(訴求して)、お客さまに選ばれる。
それっていうのは、難しいんじゃないかと。
僕がご縁をいただいているお店さん。
皆さん、素晴らしい商品を提供されています。
飲食店さんであれば、材料にこだわり、調理にも時間と手間をかけられている。
それこそ、可能な限りの手を加えられている。
そう感じます。
ただ、ただ、、そこっていうのは、(誤解を恐れずにいうと)それらの施策というのは同業他店でも同じようにやられている。その1つだと思うんです。
多くの飲食店さんが、原材料にこだわり、手間暇をかけてお料理をつくられている。
そうなんじゃないでしょうか?
商品を伝える。
商品力で訴えかける。
そして、「わざわざ来店してもらえるお店」になる。
それっていうのは、かなり厳しいハードルが立ちはだかる。
そんな風に感じませんか?
2.【モノ】+【アルファ】
モノだけが厳しいのなら、プラスアルファの要素で訴えかける。
1つのやり方になってきます。
例えば、僕がお勧めしている手法は、プラスアルファの部分に【手書き販促物】を当て込むやり方です。
手書き販促物というのは、従来の販促物(デザイナーさんが作られるPCで製作されるモノ)とは違い、人を感じやすい。
- つくった方の存在や人柄を感じやすい
- 書いてある文面や文字から、その書き手(店主さん)の想いが伝わりやすい
- 身近に感じる
結果、販促物をつうじてお客さまと関係性をつくりやすいのです。
単に、モノを【売る】⇔【買う】以外の感情が生まれやすい。
言ってみれば、血の通った関係性ができる。
この感情の伴う関係性こそがポイントで。
「わざわざ来店してもらえる」ための要因の1つになってくるのです。
- 「あの人のところで買いたい」
- 「●●さんに相談してみよう」
- 「あのお兄ちゃん、感じがいいし」
言葉にすると、他愛もない会話の1つかもしれません。
しかし、こういったやり取りができるお店になる。
その1つのキッカケづくりとして、手書き販促物を活用する。
これが、今日のテーマである「わざわざ来店してもらえるお店」になる、その突破口の1つになるのではないでしょうか。
僕自身、10年以上前に働いていた大阪の産直店がまさにそうでした。
「お兄ちゃんに会いに来たんよ」
「お兄ちゃんが勧めてくれるんやったら、間違いないわ」
「また来るわ」
そんな風に言ってくださるお客さまに囲まれて、毎日過ごしていたような気がします。
…わざわざ来店してもらえるお店。
そう簡単なテーマではありませんが、僕たちのような小規模事業者。
特に、地方でビジネスをする場合に欠かせないテーマになってくるはずです。
というわけで、今日も地域のお店のかたと一緒に取り組んで来ます。