「ごっ、らい店ありがとーうございやーっす」
「ありがとうごっざいまーーっす」
…東京池袋のとあるラーメン店。
めっちゃ威勢いい店員さんの声が響き渡ってます。
はじめは何とも気にならなかった。
んだけど、カウンターに座って3分もしたら。それが、妙に、、、
「お昼にでも」
と立ち寄った池袋東口から徒歩5分のラーメン店。
「ビィーーん」
と開く自動ドアをくぐると、右手に券売機。
そこで食べたいラーメンのチケットを自分で買う仕組みでした。
はじめてのお店だったので
「…何にしようか?」
迷ったんだけど、とりあえず無難に、
「チャーシュー麺 900円」
のボタンをポチっと。
すると、店員さんが
「いっらっしゃい、やせーーー」
と言いながら、僕をカウンターへ案内してくれました。
しばらくカウンターで一人座りながら、チャーシュー麺を待つ僕。
その間にも、別のお客さまがやって来る。
「ビィーーん」
自動ドアが開く。
そして、店員さんの声が響き渡る。
「っごっ、らい店、あーりがとうっございまーーっす」
「ありがとうございーーす」
「ございやーース」
3人いるイケメン店員さんの声がハーモニーします。
「どうぞ、どうぞっーーー」
「っまことに、ありがっとうございますっーー」
メニュー選ぶの必死だった僕は気づいてなかったみたいです。
そのハーモニーは来店したお客さま。
だけでなく、券売機でメニューを選ぶお客さまへも浴びせられていました。
お店の滞在時間、たぶん…17分くらい。
注文したチャーシュー麺が出来上がり、僕が食べ終えてお店を出るまでの17分。
何度、耳にこだましたことか。
イケメン店員さんの声がけハーモニーを。。
たしかに威勢はよかった。
ラーメン店さんっぽい雰囲気の感じ、、もした気がします。
ただ、ちょっとだけ。。
手書きPOPのメッセージを書くときのコツ
僕たちが何かを伝えるとき、トーンがすごく大切です。
トーン次第で、お客さまへの伝わり方はまったく変わります。
うまく伝われば、ピタッとお客さまの心にはまります。
が、そのトーンがずれていると、お客さまの心にはまったく響かなくなってしまいます。
トーンというのは、雰囲気です。
テンションの高さとも言い換えられます。
例えば、手書きPOPを書くとき時のメッセージのトーン。
理想は、普段のあなたと同じトーンです。
普段のあなたが感じられる雰囲気。
メッセージを読んだときに違和感なく感じられる。
これが1番の理想です。
こうして言葉にすると、すごく簡単そうに聞こえるかもしれません。
だけど、意外とこれってハードルが高かったりするんです。
僕たちって、頭で考えたことを紙に書く。
文字にする。
文章にして伝えようとする。
…すると、普段の自分じゃなくなったりするんです。
妙にかしこまってしまったり。
妙にきれいな言葉遣いをしてしまったり。
あるいは、妙に売り込み臭い話しかけをしてしまったり。
普段のあなたからは連想できないメッセージの伝え方を、往々にしてしまいます。
うまくハマれば、まるで語りかけられているような
当然読んだお客さまも違和感を感じますよね。
メッセージを読んでいて不自然。
つくられた感じがする。
なかなか求める結果(購入)にはつながってくれません。
普段のあなたが感じられるメッセージで書かれた手書きPOP。
これをお客さまが読むと、
- まるであなたに話しかけられているような、、、
- 語りかけられているような、、、、
そんな気持ちになります。
そして、求める結果にも近づきます。
理想は、普段のあなたは感じさせる、
そのトーン。
雰囲気です。
…僕がお昼に食べたラーメン屋さんのお兄さん。
お店にはピッタリだったし、活気も感じるトーンでした。
あれは単に僕がお店に求めるトーンとのずれ。
それがあって僕が違和感を感じただけでした。
というわけで今、ラーメン屋さん近くのカフェでまったりしています。
今の僕が求めるトーンは、こっちだったみたいです´∀`
■追伸:
お客さまに合った、あなたらしいトーンで伝えるには?
「ネットが苦手でもできる販促法」
5月の新会員は、残り5名で締め切ります。