「…どんな手書きPOPを書けば、いいのですか?」
「…理想の手書きPOPって、どんなのですか?」
もしもそんな風に訊かれたら、僕はこう答えるでしょう。
「売れるPOP。これが1番です」と。
あなたが手書きPOPを書かれる目的。
それって、何でしょう?
何のために、手書きPOPを書きたいと今思われているのでしょう?
意外とズレている、その目的
人によっても違うと思うのですが、手書きPOPを書く目的。
それっていうのは、多くの場合「商品を売る」ことだと思うんです。
お店や会社であつかっている商品やサービスがあって。
それらの良さをお客さまに伝える。
そして興味を持ってもらう。
買ってもらう。
ここを達成するための1つの手段として、手書きPOPを選ばれた、、、んじゃないか?
と思うんです。
…であれば、
「どうすれば、売れるPOPを書けるか?」
「どんなことを意識してPOPを書けば、売れるのか?」
ここを求めているはずです。
間違った場所にかけたハシゴを登っても意味がない。
以前読んだ本に書かれていた言葉です。
この言葉の意味は、こういうことです。
目の前にハシゴがある。
多くの人は、「そのハシゴをいかに早く登るか?」
に気をかける。
注力します。
「そのハシゴの先がどこに架かっているのか?」
よりも、目の前のハシゴを登ることに意識を向けるのです。
言ってみれば、目の前のハシゴを早く登ることが目的の状態です。
実はこの話、手書きPOPなどの販促物にも同様のことが言えます。
「手書きPOP」を書くことが目的じゃない
繰り返しになりますが、僕たちが手書きPOPを書く目的。
それは大抵の場合、「あつかっている商品」を売る。
これが最終目的にあるのではないでしょうか?
(※お客さまとコミュニケーションをとる。そのキッカケづくりにPOPを書くことを僕は推奨していますが、そこにもやはり「商品が売れる」という前提があってのことです)
手書きPOPをつくることが目的ではありません。
綺麗な手書きPOPを書くことが目的ではありません。
書き終えた後に達成感を得ることが目的でありません。
手書きPOPを書いて、商品を売りたい。
ここが目的ですよね。
「いいのが書けたかどうか?」
ではなく、
「売れるかどうか?」
が手書きPOPにおいて、もっとも重要な指針のはずです。
…もしも今、あなたが手書きPOPに関してなにか悩みを持たれている
課題を感じられているとしたら(もっと字がうまくなりたい…など)、、、
それは手書きPOPの目的につながることでしょうか?
いい手書きPOPを書くため、、、
書いた後に
「上手に書いたね」
と誰かに言ってもらうための課題になっているとしたら、、、
それは、少しズレているかもしれませんね。
ハシゴの先がどこか(あなたの求めるモノと)違う場所に架かっているかもしれませんね。