何をするにしても、スタートって、エネルギーを使う。
結構、手間がかかったりするんですよね。
…でも意外と、あとから振り返ってみると、大したことじゃなかったりする。
そんなモノだったりするんですよね。
っで、僕のニュースレターの始まりは、、、こんな感じでした。
僕は今から10年くらい前、小さな小売店で働いてました。
正社員2名のほんと小さなお店。
そこのお店には特徴があって、生産者さんから野菜を直接送ってもらってました。
っで、その送ってもらい方にも2種類あって。
仕入(買い取り)の野菜と、委託販売のモノ。
買い取りっていうのは、売れる売れない関係なしに、全部仕入れるやり方。
もう一方の委託販売は、売れた野菜分だけ、生産者さんに支払いをするやり方で。
この後者の委託販売が、実は結構大変だった。
・・・って、何が大変か?というと。
委託販売の商品っていうのは基本、生産者さんが、
「今日、何を送るのか?」
を決めて、野菜をお店に送ってくれるやり方なんですね。
だから、お店に送られてくる野菜の数も、こっちじゃ、コントロールできない。
生産者さん任せ。
例えば、今日はキュウリがいっぱい採れたから、全部送っちゃえ、みたいなことだってあるわけで。
逆に、全然採れなかったら、仕入れも少なくなったりで。
お店側で、仕入れ数をあまりコントロールできないっていう問題があったんです。
・・・夏とかになるとスゴイですよ、
もう、お店中、キュウリだらけ、、、ナスだらけ、、、みたいなことになるんです。
生産者さんが一斉に送ってくるから。
放っておいても、キュウリやナスは畑でなるから、とりあえずお店へ送っちゃえ!!
みたいな感じでね。
っで、売り切れないくらいの数のキュウリがお店にくる。
ナスがくる。
ズラーーーって、陳列棚に並びます(笑)
・・・委託販売なんで、野菜が傷んでロスになっても、イチオウお店には被害はないんだけれど。
でも、気分的にいいもんじゃなくて、、、。
なんとかして、売れる方法はないだろうか?
野菜がムダにならない方法はないだろうか?
いっぱい、いっぱい試行錯誤しました。
っで、思いつきました。
生産者さんにコンタクトをとろう!
って、冒頭の写真のようなレターを作ったんです。
これを生産者さんが集まりやすい、野菜の集荷場に貼ってもらうようにしたんです。
・今のお店の状況
・売れているモノ
・売れにくいモノ
・野菜を長持ちさせるためのパック詰め方法
・売れるための見せ方
などを書いて、毎月、送るようにしました。
すると、これが好評だった。
生産者さんからお店に直接電話がなるようになったんです。
「・・・今、何が売れてるの?」
「・・・●●(野菜名)を出そうと思っているんだけど、価格はどれくらいがいい?」
以前だったら、こっちから電話をかけてたのに、向こうから鳴り出した。
これには、僕もビックリでしたねぇ。
”伝える”効果です。
そして、”紙”の効果。
この2つを実感した瞬間でした。
何かを伝えようと思ったら、いろんな方法を試さなきゃ。
口で言ってダメなら、紙に書いてみる。
いろいろトライし続けてみなきゃ。
そう思います。
・・・このレターが結局、僕のニュースレターをつくるキッカケになりました。
もう、今から10年くらい前の話です。
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