【無料テキスト】社員2名で年商1億3千万円の秘密>>

試食以外にも「おいしさ」を伝える方法はある!…五感に訴えかける販売法とは?

 

fruit-1181730_640

 

今日は、「販売」に関する話。

売場でいかに提案すれば、商品は売れやすくなるのか?

少し考えてみたいと思います。

 

そこで今日取り上げるのは、五感をつかった販売です。

以前にも書いたんだけど、人間の「五感」に訴えかけるマーケティングの研究が進んでいるようです。(以前書いた記事)

 

「視覚」、「嗅覚」、「聴覚」、「味覚」、「触覚」。

これら人間に備わる5つの感覚をつかって、商品を売る。

販売に貢献する方法です。

 

では、この五感をつかった販売法。

いかにつかえば、我々の販売現場に活かすことができるのでしょう?

甘いみかんは、どうやって見分ける?

今日観ていくのは、「味覚」。

ご存知のとおり、おいしさを感じる感覚ですよね。

 

味覚といえば、食べ物を口にした時に舌から感じる感覚が基準の1つになっている。

そう考えられていますが、実はここには、ちょっとした盲点があって。

 

僕たちは、「おいしさ」を舌から感じるだけでなく、他の感覚も併用してつかっているのです。

 

 

例えば、私事で恐縮ですが、僕が以前働いていた産直店でのこと。

秋から冬にかけて販売される、

これからがシーズンの「みかん」。

これがお店で売られているシーン、

(あなたにも思い浮かべていただきたいのですが)

 

仮にあなたがお客さまだとしてですよ。

「おいしいみかんを買いたい」。

「甘いみかんを買いたい」。

そう思ってみかん選びをするときに、、、

 

何を基準にして選ばれますか?

 

…売場に試食が置かれていれば、それを食べて

「甘いかどうか?」

判断できるわけだけど、すべてのお店がそうとは限りません。

試食がないお店ももちろんあります。

 

そんな中、甘くて、美味しそうなみかんをどうやって選ぶのか?

あなただったら、美味しそうなみかんを選ぶためにどんな事をされますか?

視覚をつかって、美味しさを感じる?

産直店時代に、お客さまを見ていて気づいたことの1つ。

それは、お客さまが食べ物を選ぶときに何を重視しているか?

 

その1つは、「色」です。

 

例えば、みかんの場合。

お客さまは、みかんの表皮の色を1つの基準にします。

 

皮が青色がかっていたりすると、、、そのみかんの事をどう感じます?

  • 表皮が濃いオレンジのみかん
  • 表皮の所々が青みがかっているみかん

 

あなただったら、どっちのみかんを選ばれますか?

 

どっちのみかんが、甘そうに感じられますか?

 

 

…あとは、こんなお客さまもいらっしゃいました。

 

みかんを買う前に、やたらと触る方。

「そんなに触ったら、傷むやん!」

思わずツッコミを入れたくなるほど、触りまくるお客さまです。

(…いらっしゃりそうでしょ!?(笑))

 

触りながら、みかんの皮の張り。

その触り具合で、皮の薄さを計る。

そんな感じだと思うのですが、、、。

 

要は、お客さまは、みかんの味を触ることで判断しているわけです。

触りながら、表皮の触り具合で、

「このみかんは、甘いか?酸っぱそうか?」

を判断しているのです。

 

このように、我々は、「おいしさ」を感じるときに、単に「味覚」だけでなく、その他の感覚からの影響を受けているといえるのです。

現場にはどう活かせばいいか?

以上を踏めたうえで、お店の売場に活かせること。

 

例えば、さきほどのみかんの例でいえば。

仮に今売っているみかんの皮が青みがかっていたとしても、それでも甘いのだとすれば、、、

 

実は、このみかん、ちょっと特別なんです

ということを伝えなきゃいけませんよね。

皮が青みがかっているけれど、甘さは十分ある

ということを伝えた方が、手に取ってくれるお客さまは増えそうですよね。

 

…手書きPOPをつかってなのか、接客でなのか?

やり方は色々ありますが、お客さまに伝えて「皮が青いみかん」=「酸っぱい」という誤解を解く。

 

あるいは、おいしさ・甘さを見分ける、「お客さまの知らない」方法を伝えてあげる。

販売量を増やす1つの手段になってきますよね。

 

 

…「おいしさ」を感じてもらうのに、味覚の視点だけで伝える。

これって、ちょっと限界があったりします。

 

言い回し、表現法を工夫するだけでは、お客さまに伝えきれない。

表現法をいくらひねった所で、限界があるのです。

そこを考える時間をとるのも、モッタイない。

 

だったら、今日の話のように、

「味覚」から訴えかけるだけでなく、他の感覚。

「視覚」「触覚」「嗅覚」、、、の視点から伝えられないか?

考えてみると、1つの突破口が開けるかもしれません。

 

ちなみに今日の話では、「おいしさ(食品)」を例に取り上げましたが、勿論これは他の商品や業種でも活用できる話です。

無料プレゼント!
社員2名の小さなお店の大逆転!

なぜ社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成できたのか?その秘密は、こちらのツールにありました…

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。