
JA福山市様よりご依頼をいただき、
ふくふく市等へ出荷されている生産者・出荷者の皆さまを対象に、
「商品の魅せ方」をテーマにした研修を行いました。
当日は、約200名の出荷者の皆さまが参加。
午前中には、出荷数や販売金額などで上位の方々への表彰も行われ、
日頃から売り場を支えている出荷者の皆さまの
取り組みを共有する場にもなっていました。
午後からの研修では、
野菜や加工品などの商品を、袋詰めやタグ、見せ方の工夫によって、
どのようにお客様へ魅力的に伝えていくか。
これまでの現場事例も交えながら、
「選ばれる商品づくり」につながる具体的な工夫についてお話ししました。
研修前に、実際の売り場を見学させていただきました
研修に先立ち、午前中は店長様にご案内いただき、
実際の売り場を見学させていただきました。
商品がどのように並べられているのか。
出荷者ごとの工夫が、売り場でどのように見えているのか。
お客様は、どのような視点で商品を選ばれているのか。
売り場を歩きながら、店長様から現場のお話を伺うことで、
午後の研修でお伝えする内容も
より具体的にイメージすることができました。
そのなかで、実際に野菜を出荷されている生産者の方とも
お話しする機会がありました。
年配のご夫婦で、袋詰めや商品の見た目にも工夫をされており、
バックシーリングテープの部分にリボンをつけるなど、
ひと目で印象に残る見せ方をされていました。
とても印象に残ったのが、次の言葉です。
「自分の野菜だと気づいてもらうために」
単にきれいに見せるためではなく、
お客様に「これはあの人の野菜だ」と気づいてもらうための工夫。
そこには、売り場で商品を選んでもらうための
大切な視点がありました。

“この人の野菜を買いたい”という生産者買い
店長様からも、興味深いお話を伺いました。
売り場では、生産者の方にファンがついており、
「この方の野菜を買いたい」と来店されるお客様がいらっしゃるそうです。
一つの野菜だけではなく、
「この方がつくったものなら買いたい」
そんな“生産者買い”が、実際に起きているというお話でした。
商品の魅せ方というと、
袋詰めやタグ、POPなどの見た目の工夫に目が向きがちです。
もちろん、見た目を整えることは大切です。
ただ、本来の目的は、単に目立たせることだけではありません。
誰がつくった商品なのか。
どんな思いで出荷されているのか。
なぜ、この商品を選んでほしいのか。
そうした“選ばれる理由”をお客様に伝えること。
それも、商品の魅せ方の大切な役割だと感じます。
袋詰めやタグは、お客様との接点になる
今回の研修では、袋詰めやタグの工夫を通じて、
商品の価値をどう伝えるかをお話ししました。
同じ野菜でも、見せ方や伝え方によって、
お客様の受け取り方は変わります。
「新鮮そう」
「丁寧につくられていそう」
「この人の商品をまた買いたい」
そう感じてもらえるきっかけは、
売り場の中の小さな工夫から生まれます。
袋詰めやタグは、単なる包装資材ではありません。
お客様が商品を手に取る前に、
生産者の思いや商品の魅力を伝える接点でもあります。
だからこそ、少しの工夫が、
お客様の印象を変えるきっかけになります。

商品の魅せ方は、“選ばれる理由”をつくること
今回の研修を通じて、あらためて感じたことがあります。
商品の魅せ方は、単なるテクニックではないということです。
袋詰めを工夫する。
タグをつける。
見た目を整える。
商品の特徴を伝える。
一つひとつは小さな工夫かもしれません。
しかし、その積み重ねが、
お客様にとっての“選ぶ理由”になります。
売り場で出会った生産者の方が話されていた、
「自分の野菜だと気づいてもらうために」
という言葉。
そこには、商品の魅せ方の本質があるように感じました。
単に目立たせるのではなく、
「誰がつくった商品なのか」
「どんな思いで出荷されているのか」
「なぜ、この商品を選んでほしいのか」
そうした価値を、お客様に伝えていくこと。
その積み重ねが、
「この人の商品をまた買いたい」
という関係づくりにつながっていきます。
JA福山市の皆さま、
参加された出荷者の皆さま、
このたびは貴重な機会をいただき、ありがとうございました。




