社員2名の小さなお店が起こした奇跡>>

どのくらい反応があれば、効果のあるチラシと言えるのか?

今日のテーマは、チラシです。

ご質問をメルマガ読者さん(※)から頂きました。
(※POPの書き方7つの極意ご登録者へお送りしています)

1つのチラシにつき、
どのくらい反応があればそのチラシに
効果があったといえますか?

チラシを撒いていて
効果があったチラシとそうでないチラシの
見極め方です。

ずばり結論から言うと、

効果があったか?
効果がなかったのか?

判断するのはご本人である、あなたです。

「センミツ」という言葉を
聞いた事がありますが、これは、

1,000枚チラシを撒いて3件反応があれば
OKという業界のフレーズらしいです。

ただ、「そのチラシの反応率が何%」
というのは、あんまり関係ない。

業界や販売する商品によっても違います。

チラシ効果のある無いを判断する上で
重要なのは、費用対効果です。

数字で判断しよう

どれだけチラシの反応率が良くても
費用対効果が悪ければ意味がありません。

効果のないチラシです。

逆にいえば、どれだけパーセントが悪くても
費用対効果的にみて、
収益が取れていれば、効果のあるチラシです。

あくまでも、収益という数字で
チラシは判断しなければなりません。

解りやすく例を挙げますね。

例えば、あなたが1万枚のチラシを
撒いたとします。

印刷代も含めて5万円かかりました。

そこから30人の新規のお客さまが
来店して下さった。

チラシの反応率は、0.3%です。
(冒頭のセンミツというあれですね)

業界の常識からいえば、
「反応がある」なのかもしれません。

ただ先ほども言ったように、

重要なのは費用対効果。

来店して下さったお客さまが
仮に1,000円の商品をサービスを
購入して下さった。

であれば、ここでの費用対効果をみてみると?

  • 売上:30人×1,000円=3万円
  • 経費:5万円(チラシ代)
  • 収益:3万円ー5万円=-2万円

結果、2万円の赤字です。

反応率0.3%という数字が出ていても
収益面でみると、赤字。

話になりませんよね。

継続できません。

結果、「効果のない」チラシになります。

忘れてはいけない視点

ただここでチラシを撒く時に
意外と見過ごしてしまう視点があります。

この視点を抜きにチラシ販促をしては
収益は一生上がりません。

どういう視点なのか?

例えば、先程の例をもう一度上げます。

5万円の経費をかけて
1万枚のチラシを撒いた。

すると、30人の来客があって、
3万円分のサービスの注文があった。

この時点では、2万円の赤字です。

ただしかし、この30人の新規客のうち
半分の15人が再来店して下さった。

1ヶ月後に今度は3千円の商品を
購入して下さった。

さて、このときの収益はどうなるのか?

意外と見落としがちな盲点

収益を計算してみると、

  • 売上1:30人×1,000円=3万円
  • 売上2:15人×3,000円=4万5千円
  • 経費:5万円(チラシ代)
  • 収益:(3万円+4.5万円)ー5万円
    =2.5万円

結果、2.5万円の黒字です。

反応率は、先程の0.3%と同じ。

ただ『リピート』という視点が
加わった事で、収益に的に黒字になりました。

実はこのリピートという視点、
チラシ販促をおこなったときに
意外と盲点になりがちです。

リピートという視点が無いまま
チラシの結果を見ていると、

「あーぁ、反応悪かったな。
赤字やん。このチラシはあかんわ。」

チラシ販促を止めていたでしょう。

一方、リピートの視点を持っていれば、
2.5万円の黒字になる。

「よし、暫くこのまま続けてみよう」

収益を上げ続ける結果に
なったのかもしれません。

効果のある無しは、トータルで

冒頭のご質問、

どのくらいの反応があったら
チラシが効果があるといえるのか?

商品や業種によっても
この数字は違ってくる、と話しました。

要は、

「あなたが販売する商品が
リピート性のあるものなのか?」

によっても違ってくるという事ですね。

或いはチラシを撒いて、

「どれくらいの数のお客さまが
リピートして下さるのか?」

トータルで見ていかなければいけない
という事もであります。

またテーマがずれるので
別の機会に話しますが、

極端にいえば、あなたのお店に
リピートする仕組みがあれば、
それだけで強い。

収益が上がりやすくなる、と言えます。

チラシ販促を行えば、
トータルで数字を追いかける。

目の前の数字だけを見ていると
折角、収益が上がる取り組みなのに
みすみす手放してしまう…

という事にもなりません。

チラシ効果のある無いを判断する上で
重要なポイントは、
費用対効果をトータルで見る事です。