僕たち小規模事業者は、 1つの案件から得る利益を最大化させる、
その必要があります。
大手と違って、つかえる資源に限りがあります。
・人的コスト
・販促コスト
が限られていますよね。
なので、起こり得る目の前の機会から、できる限りの利益を生み出す。
ちょうど僕が今植えているトマトのように、1つの苗からできる限り多くの実をならす。
そんな考え方が欠かせないんじゃないでしょうか?
つい先日も、そんなことを考えていたら、 ある1つのヒントが見つかりました。
次のが欲しくてたまらない…
つい、先日土曜日の娘の誕生日のこと。
そこでプレゼントしたオモチャの1つに、 こんなのがあったんです。
模型っていうのかな?
いろんなお店や風景が出来あがるキットが入っていて、それを組み立てるオモチャです。
感じからいうと、プラモデルのもうちょっと凝った高級版。
それを土曜日におもちゃ屋さんで購入。
(※ちなみに僕と妻は、ボードゲームをお勧めしたんだけど、娘はこれを切望しました)
早速、土曜日の夕方から日曜日の朝にかけて3人で製作。
…製作時間5時間くらいでしょうか。
日曜日のお昼11過ぎに完成しました。
それがコレ↓
妻:「こうして見ると、けっこうイイよねー」
僕:「また欲しくなるね」「次買うとしたら、どれがいい?」
…こんな会話をリビングで娘にしていたんです。
3人の満足度はかなり高く。
大人の僕と妻も、予想外の出来映えに驚き。
ほんと、もう今からスグにでも次のを買いに行きたい。
「今からおもちゃ屋さんへ行く?」
そんな勢いです。
実際、 「次は、たこ焼き屋さんがいい!」 って、娘は言ってましたから(笑)
でもね、そこは大人の理性で必死に抑えました。
「続けて買ったら、すぐ飽きるやん」ってね。
でもね、それくらい僕たち3人の、買いたいという欲求は強くなっていたんです。
そして、運がいいのか?悪いのか?
僕たちのその欲求をさらに後押しする、あるツールがそのオモチャには付いていたんです。
明らかに僕たちは、そのツールをキッカケにして盛り上がってました。
…さて、ここが今日のポイントです。
僕たち家族の「次のも欲しい!」という欲求を駆り立てた、その(1つの)ツールとは?
なぜ、そこまで欲しくなったのか?
その要因は、1枚の紙にありました。
今回のキットを作り終えて3人で
「何を買う?」
と話していたとき、僕たちの目の前には、A3サイズのスカイブルーの紙がありました。
「●●●の手作りドールハウスキット」
と1番左上の見出しに書かれ、 その下には、30個の模型完成写真がズラリ。
さらに、
「昭和シリーズ」とか、
「街道シリーズ」とか、
シリーズごとにお店や風景が載った商品カタログです。
僕たち3人はそれを見ながら盛り上がっていたんですね。
この1枚の紙が僕たちの盛り上がりに影響を与えたことは、火を見るより明らかでした。
この1枚の紙があることで、僕たちの脳は、「次買う商品」にロックオンされてました。
たった1枚の紙なんですけどね、、、
ここまで、人間の欲求をかき立てるんだ、、、
僕のなかでちょっとした気づきになりました。
1つのお客さまとの「接点」
今回の場合であれば、誕生日プレゼンとにキットを買った事。
これが、お店(メーカー)とお客の接点です。
その1つの接点(機会)を次につなげる。
1回きりのご縁で終わらせない。
忘れてはならないポイントじゃないでしょうか?
- 人的コスト
- 販促コスト
が限られている、小規模事業者だからこそ、意識したいピッタリの考え方ではないでしょうか?
実際、ある地方の温泉宿では、顧客との接点(年に2回のダイレクトメール)にある一工夫をプラス。
結果、250枚のDMを配布、
5,000円以上の高単価商品を70件以上の受注。
そこで得られる利益を最大化させました。
そして、今でもお店の仕組みの1つとして稼働し続けています。
- 販促コストに限りがある
- 働く従業員さんも多くない
だからこそ、1つの接点(機会)をムダにしない。
得られる利益を最大化させる。
僕たち小規模事業者が肝の銘じておきたい、1つの教訓ですね。