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売り込まない技術

商品説明をすれば 、放っておいても売れる。

セールスをするわけでなく、販売トークを流暢に話すわけでなく、
お客さまに聞かれた質問に答えるだけ。
商品に興味を持ったお客さまの話を聞いて、その疑問を解消してあげれば、売れていく。

実は、ちょっとしたアンテナを立てれば、誰でも実現できるんです。

お客さまに話しかけた時に、
「売り込みだと、とられるか?」
「為になる話だと、とられるか?」
この分岐点は、たった1つです。

いかに、お客さまの『態勢づくり』が 出来ているか?
です。
態勢といっても、身体の姿勢とかではありません。
あなたの話を聞く心の状態です。
お客さまが、あなたの話に興味を持っていれば、熱心に耳を傾けてもらえます。

一方、興味ゼロなら、
「売り込み」として、うっとうしがられます。
例えば、子どもの話に喩えると、分かりやすいかもしれません。

僕は7歳の娘に、自分が学んだ内容を伝えたくて夕食どきに、よく話をします。
昨晩も、こんな話をしていました。

僕:

「●ちゃん(娘の名前)、知ってる?
昔、ヨーロッパでめっちゃ人気が出て
みんなが買い漁った、あるモノがあるねん。
なんやと思う?」

娘:

「…わからん。なに?
3つに分けて、クイズに出して」

「わかった、じゃあ、
1番は、チーズ。
2番は、アイス。
3番は、チューリップ。

この中のどれやと思う?」

娘:

「えっとね、、、1番!」

つい先日も、こんな感じで話をしていました。

娘は、クイズが大好きなので、どんな話でも3択問題にすると興味津々です。
必死で当てようと、考えます。
一方、僕が学んだ内容をただそのまま説明すると、 ものの3秒で別の遊びをし始めます。

…実はこれ、商売でも全く同じです。

あなたが商品を販売するときに、
商品情報をそのまま説明すると、お客さまは3秒でこう感じます。

「あっ、売り込みや」

一方、お客さまの好きな、
興味の持つポイントで話をしてあげると、
熱心に耳を傾けます。

興味度の高いお客さまは、商品に関する質問をしてきます。
その質問に答えるだけで、大抵の場合、売れていきます。

売り込みの要素は、一切ありません。

実は、セールスがうまい人は、ここが出来ています。
意図的ににつくっているのか?
無意識なのか? は分かりませんが、

お客さまが興味を持つポイントを感覚的に抑えています。
話をしながら、そのスイッチをONにしているのです。

あなたがセールスが得意。
販売トークをばっちり磨かれている。
のなら、全く問題はありません。

今のままでOKです。
ガンガン売っていきましょう。

ただ、僕を含め、ご縁をいただく方の多くはそうじゃない。
セールスや販売トークを苦手とされる方が非常に多いです。
商品説明をしているつもりだけど、
「売り込み」
ととられてしまう。

売り込みと誤解されたくないと思えば思うほど、話が余計にぎこちなくなる。
実はこの問題を解消するには、販売トークやセールス技術を磨くことではありません。

そこは関係ありません。
もっと別の部分に、問題を解くカギが隠れています。

 

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ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。