相手の事を想って選んだプレゼント、
なのに有難がってもらえない。
同僚の仕事の手伝いをしたのに
感謝してもらえない。
ちょっと悲しくないですか?
自分の時間を割いて手伝いをしたんだから
相手には感謝してもらいたい。
相手を喜ばせようとしたプレゼント
もっと嬉しがって欲しいし、有難がってもらいたい。
これが人間心理だと思います。
ただ、
- 仕事の手伝いをする
- 相手(お客さま)へのプレゼント
やり方がまずいとその効果は発揮できません。
折角プレゼントをしても
相手に十分感謝されずに終わってしまいます。
同じプレゼントを贈るにしても、
ちょっとしたポイントを意識するのかどうか?
で相手の反応は180度違ってきます。
10kgの大量のレモン
昨日、わが家にレモンが届きました。
約10㌔のレモンです。
わが家では、レモン水を毎日飲んでいるんですね。
私と妻、大きさにもよりますが
1日1個ずつのレモンを消費しているんです。
だから、1~2ヶ月に一度
定期的にレモンを調達しています。
以前は、知り合いの農家さんから
お裾分けして頂いたりしていました。
健康のためにレモン水を飲んでいるので
一応、有機のレモンにこだわっているんです。
だから、調達先も苦労して。
知り合いの農家さんのレモンも
ついに無くなったので
今回は、通販サイトから購入しました。
そして昨日、その荷物が届いたのです。
開けたら、こんなものが
段ボールを開けると、レモンがどっさり。
数えると、97個のレモンが詰まっていました。
その段ボールのレモンを保存するために
冷蔵庫の野菜室へ移し替えようとすると、
あるものを発見。
20センチくらいのチャック付の
ビニール袋です。
そして、中には2つの『○○』が入っていました。
(一体何が段ボールに入っていたと思いますか?)
…
袋には、2つのレモンが入っていました。
そして、その袋には
こんなシールが貼られていました。
『予備です』
2個のレモンのおまけ
通常、お肉屋さんとかでも
よくありませんか。
「200グラムのお肉を買ったら、
少し余分に213グラム入れてくれる」
注文の量より少なかったら
クレームになるので、少し余分に入れてくれる。
お肉屋さんだと金額はグラム計算なので
そのまま支払額に反映されますが
今回のレモンのような場合はちょっと違いますよね。
10kgの代金を払ってて、
そこに何個分か余分におまけしてくれている。
ここまでは、よくありがちなケース、
だと思います。
ポイントはここからです。
2通りのおまけの付属の仕方
例えば、あなたが今回の私のように
10kgのレモンを注文したお客さまだとして、
2個のおまけのレモンが入っていた時に、
- 10kgのレモンと一緒に段ボールに入っている
- ビニール袋に『予備です』
と書かれて別個に入っている
一体どっちの付属の仕方が
嬉しく感じそうですか?
2個のおまけの『ありがたみ』を
感じるのはどちらですか?
注文分10kgのレモンに対して
2個のおまけレモンを余分に入れる。
お店側の負担コストは全く同じです。
ただ、そのおまけレモンの付属の仕方で
お客さまの印象はガラッと変わる。
- どれだけ有難く受け取ってくれるのか?
- どれだけお店に対しての印象はアップするか?
- 気の利いたお店だなと感じてもらえるのか?
今回の件で実感させられました。
2個のおまけレモンを
10kgのレモンと一緒に入れていたら
間違いなく、ありがたみは薄れたでしょう。
というか、何も書かれていなければ
10kgより余分に多く入っているのにすら
気づかなかったかもしれません。
悲しい結果を招かないために
プレゼントの価値を最大化させる
テクニックにはいくつかの方法があります。
テクニックを多用するのは
あまり好きではありませんが、
折角のプレゼントの価値に気付いてもらえない。
これはあまりにも悲し過ぎますよね。
せめて、気づいてもらう。
その為の工夫を施す。
今回のレモンように、
量を多くプレゼントしてあげるのなら
別個にして解りやすくする。
「お知り合いの方にも喜びを
お裾分け頂きたいので余分にプレゼントさせて頂きます」
ちょっとしたメモ書きをするだけで
お客さまへの印象って、違ってきませんか?
日本人には謙遜の文化があるので
プレゼントをアピールする事に
ここに抵抗を感じるかもしれません。
ただ、相手の事を想って選んだプレゼント、
なのに有難がってもらえない。
寂しいですよね。
ありがたみを最大化させるプレゼントの仕方
色々と工夫が見つかるかもしれませんね。
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