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リアル店舗のメリット、強みで生き残る。価格以外の差別化とは?

先日、インテックス大阪にて
POPセミナーをさせて頂いていました。

某大手卸会社さんの展示会があり
その来場者の方へ向けてのセミナーでした。

セミナーテーマは、

「価格以外の差別化」

です。

POPセミナー リアル店舗のメリット

参加者の方々とリアル店舗のメリット、強みを再発見します

そこで参加者さんにやって頂いた
ワークの1つに、こちらがありました。

「もう、〇〇だけで売れない」

この〇〇に入る言葉を埋めてください、
というものです。

…ちなみに、あなたが考える
〇〇は何になりますか?

商品やサービスを販売していくうえで
新しいアイデアやヒントが見つかると思います、

一度思いつく限りピックアップしてみてください。

参加者さんにお聴きすると、

  • 価格(安さ)
  • 並べる
  • 商品品質
  • こだわり…etc

非常に興味深いアイデアが出てきました。

どれも正解だと思います。

今の時代、価格の安さを
アピールするだけでは売れづらい…

実感すると思います。

商品を陳列しておけば売れる、
という時代も終わりました。

品質の優れた商品は市場に溢れています。

こだわっているから売れる…
もう言えないですよね。

…そんな中、セミナーの中で
1つ取り上げたのが、

「商品説明だけではもう売れない」

です。

少し話がそれるのですが、
今年サッカーワールドカップがありましたよね。

残念ながら決勝トーナメントで
日本は敗れました。

試合後、選手がインタービューに答えていました。

実はこのインタビューを聞いていて
ハッとしたことがありました。

私たち販売業界のヒントが隠れている、

そんな風に感じたのです。

サッカーの試合後、選手の多くが
口に出していた言葉の中でも、

「個のレベルの差が歴然だった…」
「個のレベルをもっと上げないと…」

個人的には印象に残った言葉でした。

私たちの販売業界も個のレベルの向上、

現場のスタッフさんの
『タレント化』が必要だと思っています。

例えば、先日妻がタブレットを購入しました。

Ipadです。

その時、タブレットが欲しくなって
電器屋さんへ行くとしますよね。

店員さんがやって来たので、

「Ipadが欲しいんです」

と伝える。
それを聞いた店員さんが、

「Ipadはこちらの売場です」

と案内をする。

…これでは今の時代
商品は売れづらいと思うのです。

お客さまがIpadが欲しいと言うのなら、
例えば、

「どなたが使われるのですか?」
「どのような用途ですか?」
「動画は見られますか?」など

お客さまへアプローチをして、

お客さまがもっとも満足できる、
お客さまのニーズを叶える
商品をこちらから提案してあげる。

こんな販売スタイルが必要とされている
と個人的には思っています。

なぜなら、

商品を説明するだけでは
実店舗の良さを発揮できない

からです。

今やAmazonを筆頭に
安くて、品揃え豊富なお店が
インターネットに溢れています。

お客さまはどこで買ってもOKです。

お客さまは自宅にいながら
どこででも購入できるのです。

正直、実店舗に不利な状況です。

実店舗ならではの強みを出していかない限り
選ばれづらくなっていると思っています。

そんな中、1つの強み
それが先ほど述べた、

「お客さまへのアプローチ(コミュニケーション)」

だと信じています。

お客さまが求める商品がある。

もしもお客さまが求める用途と
合っていないのなら、
違う商品を提案してあげる。

それくらいのコミュニケーション、

スタッフさんのタレント化が求められている
そんな風に考えます。

今回のインテックス大阪でのセミナーでは
現場にコミュニケ-ションを生み出す、

そのためのPOP活用法をお伝えしてきました。

人同士のやり取りのある
コミュニケーションが生まれる現場。

実店舗にはまだまだ多くの
魅力が眠っていると思います。

社員2名の小さなお店の大逆転

社員2名、売場面積30坪。周囲は全国規模の競合がズラリ。ずぶの素人が、小さなお店で販促費ゼロで起こした奇跡とは…?その秘密をこちらで公開しています

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。